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東西南北

 23日付アゴラ紙によると、新型コロナウイルスの影響はサンパウロ市のレストランの勢力地図にも影響を与えているという。それまで圧倒的に強かった、商業地区でのレストランの売上が激減しているという。たとえば西部の富裕地区でレストラン街としても知られるイタイン・ビビでは85%も売上が落ちた。これは単に「店が開いてなかった」ことだけを意味するものでなく、人々が出前を頼む際に近所の店を選ぶようになったためだという。対照的に60%も増えた東部ジャルジム・ペリペリ、39%増えた東部アルトゥール・アルヴィンのようなところもある。外出自粛規制の緩和で変わるだろうが、飲食業者は地元客をもっと大事にしたほうがよさそうだ。
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 22日に行われたサッカーのサンパウロ州選手権、「伝統の一戦」となったイタケロン・スタジアムでの対パルメイラス戦で、コリンチャンスはジルのあげた得点を守りきって1ー0でものにした。今回の選手権で不調のコリンチャンスは、この試合の勝利でもグループD3位と脱落の危機が続き、決勝トーナメント進出は1位ブラガンチーノ、2位グアラニーの今後の成績次第。26日のグループリーグ最終戦での逆転に期待したいところ。
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 22日、連邦貯蓄銀行の大型宝くじ「メガセナ」の当選者が発表され、1等の約2800万レアルをサンパウロ州アチバイアの人物が1人で引き当てた。アチバイアといえばルーラ元大統領の疑惑の別荘や、逃走中だったファブリシオ・ケイロス容疑者が身を隠していた場所として有名になったところ。「また不正発生か?」との冗談も飛び交っている。

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