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県連=故郷巡り来年3月に延期=オンライン日本祭り11月=母県と協力、郷土を紹介

オンライン代表者会議の様子1

オンライン代表者会議の様子1

 ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)の「8月度代表者会議」が先月27日、オンラインアプリ「ZOOM」で行なわれ、各県人会代表者役員及び青年部を含む50人が参加、ポルトガル語を中心に開催された。今年3月に開催予定だった「移民の故郷巡り」が来年に繰り越しになった件、オンライン日本祭りの件などが話し合われた。


 今回の県連故郷巡りを担当する旅行会社グローバルツーリズモの代表、矢野ジュリーさんも参加し、進捗状況を説明した。
 3月に予定していた「第52回移民の故郷巡り」は新型コロナウイルスの急拡大を受け、9月に延期した。それでも収束の目処がたたないため、このたび来年3月に延期することが決定した。
 予定日は2021年3月19日から23日まで。内容は3月に予定していたものと同じ。南麻州都カンポ・グランデやノヴァアンドラジーナ市の日本人会館、パンタナールの自然が堪能できる観光地ボニートなどをめぐる。
 矢野さんは「ふるさと巡りを楽しみにしていた皆様にはご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございません。コロナ問題が続いているため、苦渋の決断ですが、ご参加の方々にもしものことがあればと考え延期を決めました。来年こそはコロナの心配も無く心から楽しんでいただきたいです」と語る。
 「これから新規参加も可能です。ぜひご連絡をお待ちしています」と呼びかけた。「県連ふるさと巡り」についての連絡は矢野さん(直通電話=11・3271・3189、住所=Rua dos Estudantes,15,Cj63,Liberdade)まで。
 加えて、青年リーダー委員会実行委員長の長屋充良さん(岐阜県人会会長)より、オンライン日本祭りの進捗状況が発表された。
 当初は10月3日に開催予定だった「オンライン日本祭り」。より本格的に行うべく準備に時間をかけることになり、11月7日に延期するになった。
 長屋会長は「延期になり申し訳ございません。ダイナミックなイベントになるよう一丸となって準備していますので、楽しみにお待ち下さい」と語る。
 現在オンライン日本祭りと平行して青年リーダー委員会では、47都道府県の郷土料理や芸能、観光地文化などをポルトガル語説明文付きの写真や動画で紹介する専用ページ「47Cultural.com.br」をフェイスブックとインスタグラム上で制作段階だ。
 ユーチューブでも母県にちなんだ動画を配信して各都道府県を紹介する計画が進んでいる。この計画を進めるため、各県人会代表者が母県の県庁に連絡を取り、同ページ内で郷土紹介を行う際に使用する写真や動画の提供協力の呼びかけを行っている。
 市川県連会長は、「今年は若手が中心となって形を変えた日本祭りを大体的に行います。新しい風が入り、日系社会にもブラジル社会にも影響があるような素晴らしいものになると期待しています」と語った。

 

グローバル旅行社が移転


 グローバルツーリズモは7月に、聖市リベルダーデ日本広場に面したビルの6階、インターパック内に移転した(現住所Rua dos Estudantes,15,Cj63,Liberdade)。
 代表の矢野ジュリーさんは「コロナ禍で大変な状況ですが、来年の旅行予約も可能です。お待ちしております」と呼びかけた。
 グローバルツーリズモは平日9時から18時まで営業中。土日祝日は、定休日。(住所=Rua dos Estudantes,15,Cj63,Liberdade)電話番号は以下まで。(ジュリーさん直通電話=11・3271・3189)

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