3月29日から30日にかけて、フェルナンド・アゼヴェド・エ・シウヴァ国防相、陸空海3軍の総司令官が続けざまに解任されるという、ブラジル史上最大の危機が起こった。3月30日付UOLサイトなどによると、これはボルソナロ大統領が希望するエスタジオ・デ・シチオ(戒厳令のひとつ)を軍が支持しなかったことで起こったものだという。3月31日が1964年の軍事クーデターの日でもあったことから、ボルソナロ大統領による軍を背景にした独裁体制化を懸念する声もあがったが、それは起こらなかった。3月29日〜4月1日付現地紙が報じている。