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援協役員会=コロナ入院者先月より減少=落ち着くも高止まりの友好病院

会議の様子

会議の様子

 サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)は4月22日(木)10時から『4月定例役員会』を遠協本部ビルで、対面とオンライン混合で開催した。先月の役員会では、コロナ感染爆発で切迫した状況が報告されたが、今月は多少落ち着きつつも高止まりした危険水準で推移していることが報告された。

 

 税田会長は挨拶で「ブラジル国内のワクチン接種率が13%になりましたが、接種2回目の完了者はさらに少なく、感染は第3波に入りつつある」の見方を、「予防接種を受け目標達成のため動きだしましょう。自分が肉体的、精神的に良い状態を保つことが他者を助けるために大事」と体調管理を呼びかけた。
 3月の定例会で新型コロナウイルス感染症の感染者増加で切迫した状況を報告していた日伯友好病院とサンミゲルアルカンジョ(SMA)病院。特にSMA病院では3月24日時点で呼吸器の空きがほとんどなく、酸素ボンベの残量も計3日分と差し迫った状況となっていたことなどが報告されていた。

コロナ罹患患者の使用病床数/日の推移。3月にピークを迎えたが、4月も高止まりしている友好病院

コロナ罹患患者の使用病床数/日の推移。3月にピークを迎えたが、4月も高止まりしている友好病院

 今回の報告では、SMA病院は新型コロナウイルス感染症罹患患者が11人、呼吸器使用は1人のみと先月と比べ落ち着きを見せていた。
 一方、日伯友好病院では、新型コロナウイルス罹患患者の1日あたりの対応床数推移グラフでは、3月中旬頃から100床を超え、下旬頃から4月初旬にかけて120床に迫る数で増加を見せた。UTI(集中治療室)ベッド使用数も同じく3月に急上昇、下旬から4月20日頃まで40床を超える日もしばしばあった事がグラフでわかる。4月下旬で減少したとはいうものの、役員会時点で昨年のピーク時に近い数を対応していた。
 傘下の福祉施設ではコロナ予防接種の2回目も終っており、コロナに罹患して入院している人は一人も居ない状況となっていた。
 人事異動では、安武誠あけぼのホーム運営委員長が勇退し、玉田エジソン(二世、58歳)さんが代わりに就任することが同委員会会議で承認されたことを報告。安武前委員長は「年寄りだけではダメ、若い人を二人三人でも引っ張ってくれたら」と期待を込める。
 安武さんは運営委員長退任後も理事として同施設に携わるので、玉田新委員長と入れ替わりとなる。同施設の屋根修理プロジェクトを立ち上げており、玉田新運営委員長が同プロジェクトの舵取りを行っていく。
 福祉部の報告では、傘下老人ホームへの入所希望者待機人数を発表。入所希望者はサントス厚生ホームが8人、さくらホームが1人、イペランジアホームが7人、あけぼのホームが25人となっている事を園田昭憲副会長が報告した。
 園田副会長は「日系社会の高齢化が進み、認知症の人も増えたことであけぼのホームの需要が高まっている」と説明。また「特に子供が働きに出て、一人で暮らす老人や老老介護もふえている」と補足し「将来的にやすらぎホーム跡地に拡張しては」と提案した。


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    ◎
 4月定例役員会の施設報告で、運営委員長退任を報告した安武誠さんは2005年から援協理事をはじめた。退任の挨拶では「理事になり何もわからず座っていただけ」と謙遜しつつも、09年に先任の山口正邦委員長に「来月からあんただよ」と任命された当時の様子を語った。「長い間皆様のお世話になって、今の安武がある」と16年に及ぶ援協での活動を感慨深げに振り返り、感謝を表した。

 

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