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「三木鮮魚店」が完全閉店=50年の歴史に幕を引く

閉店したサンジョアキン街482番のレストラン「Peixaria Mitsugi」跡地

閉店したサンジョアキン街482番のレストラン「Peixaria Mitsugi」跡地

 戦後移民の故三木宗三郎さんがサンパウロ市リベルダーデ区に1971年に創業した鮮魚店「Peixaria Mitsugi」が、5月末で閉店した。コロナ禍での営業時間縮小のため売上げが減少した事が大きな要因となり50年の歴史に幕を下ろした。ベージャ紙も同店の閉店を取り上げている。
 同店は持ち帰り用の刺身や寿司の販売を行っていた。最初、ガルボン・ブエノ街の遠藤ビルに入っていたが、07年に銀行が入るため立ち退き、ガレリアへ移動していた。2012年に創業者の三木さん亡くなり、長年同店で働いてきた後継者のアントニオ・クレベール・ダ・シルバさんが引き継いた。
 だが経営の事務処理等が煩わしかったため2017年に経営投資家のルイス・フェルナンド・サントスさんに経営権を売った。19年7月から賃料がより手頃なサンジョアキン街482番に移動して、日本食レストランとして再出発していたが、コロナ禍が始まり、とどめを刺された。
 同店は2010年にエスタード紙の「プレミオ・パラダル2010」の最終章「ディスペンサ」(食糧庫)で、「リベルダーデの小さな宝石のひとつ」と写真つきで紹介されていた。
 17年にレストランとしてオープンした際も、複数の伯字メディアでも取り上げられるなど日系人以外にも知られる店だった。


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