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《ブラジル》リベルタドーレス杯=パルメイラスが2連覇達成=フラメンゴとのブラジル勢決勝制す

優勝に沸くパルメイラス(Cesar Greco/Palmeiras)

 27日、サッカーのリベルタドーレス杯の決勝が行われ、パルメイラスがフラメンゴとのブラジル勢対決を延長の末、2―1で制し、2年連続3度目の南米一に輝いた。27、28日付現地紙、サイトが報じている。
 試合は、ウルグアイの首都モンテビデオにあるセンテナリオ・スタジアムで午後5時にキックオフとなった。開始5分、パルメイラスの右サイドバックのマイケが幸先良く相手ペナルティエリアにドリブルで攻め込み、そのまま自分でシュートをすると思いきや、左斜め後ろにバックバス。そこにラファエル・ヴェイガが走って飛び込み、強烈なインステップ・キックでゴールを決め、1点を先制した。
 フラメンゴはすぐに反撃に転じ、ブルーノ・エンリケ、ガビゴル、アラスカエタからなる自慢の攻撃陣が次々とゴールを襲うも、なかなかネットを揺らせなかった。
 後半に入ると、両チームとも、果敢に攻めた。フラメンゴはガビゴルやダヴィド・ルイスが決定的なチャンスを逃し、パルメイラスはロニーのゴール右隅へのミドル・シュートが相手の守護神ジエゴ・アウヴェスの美技で抑えられた。

 後半27分、アラスカエタがペナルティエリア内でまわしたパスがガビゴルにうまく渡り、これをガビゴルが決めて同点。試合は1―1のまま延長戦に突入した。
 延長戦前半5分、パルメイラスは途中出場のフォワード、デイヴェルソンが中盤でパスを受け、相手ボランチのアンドレアス・フェレイラをかわすと、フラメンゴのディフェンスががら空きになった。この隙をついたデイヴェルソンが独走。
 相手キーパーとの1対1の対決もかわし、落ち着いてシュートを決めて2―1とした。パルメイラスはこれを守りきり、昨年に続く2連覇を決めた。
 今期のパルメイラスは、42歳のポルトガル人、アベル・フェレイラ監督に率いられた。ギリシャのPAOKなどで監督の経験があるものの、実績の少ない同監督の起用はパルメイラスには賭けだったが、選手からの信頼は厚く、監督と選手が支え合っての優勝だった。
 パルメイラスは来年2月に、世界一をかけ、アラブ首長国連邦で開催のクラブW杯に出場する。

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