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樹海

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  先の週末に遅まきながら「戦後移住の50年」に目を通した。横浜港を出航する移民船の「さんとす丸」が表紙を飾り、あの別れのテープが懐かしく右端に両手を高く掲げて見送る埠頭の人々にも胸が熱くなる。1963年7月2日の撮影とあるから戦後移民の最盛期が下り坂になってきた頃のものだが、左の端っこにはNHKの取材班がカメラで撮影しているの ...

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 北朝鮮という国は解らない国家である。金正日総書記が一人で国を治め気に入らぬ者は収容所にほうり込む。平等であるべきな国民が飢え死のうが、そんな事は問題としない。日朝実務協議における態度も、まったく理解不能と申し上げる他はない。安否不明の拉致被害者十人についても「八人死亡、二人未入国」と従来からの主張を繰り返すばかりでは、日本の不 ...

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  南日伯援護協会(ポルトアレグレ)の「援協ニュース」~徒然(つれづれ)~の欄に、長編の自分史をむりやり書かせられた?六十五歳のYさんの随想が掲載されていた。読んでいて笑いがこみあげてきた▼よくあることだが「オレはやるぞ」と人前で宣言し、引っ込みがつかなくなり、結局やらざるを得なかったという話である。ただ、自分自身を引っ込めない ...

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  小さい頃から踊りが大好きで日本舞踊は舞台で披露するほどの芸を誇り野鳥の研究や盲導犬にも深い関心を抱かれる紀宮さまのご婚約が整ったのは嬉しい。真におめでとうございます。紀宮さまは国内の行事にもご出席になることが多いけれども、外国へも毎年のようにご旅行なさる。ここブラジルにもお出でを戴き移民らと語り合い苦労話に耳を傾けられたと聞 ...

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  「歌謡大会の話」をもう一つ▼サンパウロ市から北西の方向にのびていく鉄道の線をソロカバナ、パウリスタ、ノロエステ線と呼ぶ、というのは、新来移民のころ、すぐおぼえた。だから「三線七都市老人クラブ歌合戦」と聞いたとき、「三線」は考えるまでもなく、七都市とはどことどこだろう、と興味を持った▼すべてが、戦前、日本移民が多数入植し、苦労 ...

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  国連総会の演壇に立ち「銃かオリーブか」と叫び、ノーベル平和賞を手に「パレスチナ独立」の夢を語り続けたアラファト議長が死亡し、カイロで葬儀。遺体はヨルダン川西岸のラマラに埋葬された。あのアラブ民族に特有なマフラーのような「イマーム」を頭から右肩に流してのスタイルと笑顔は人々を魅了し人気の秘密でもあった。死地を何回となく脱した「 ...

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  ブラジル日系文学会の季刊誌『ブラジル日系文学』は、会長が二世になったことにともない、「体制」をポ語化していくようである。部内で議論があったのだろうか、と少し気になった▼というのは、コロニアで発行されている文芸誌は、単純に「日本語で書かれた移民文学を掲載するもの」と考えていたからだ。日本人移民が渡航して来て、ブラジルという土壌 ...

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  イラクには「スンニ派三角地帯」と呼ばれる地域がある。首都バクダットから北方と西方へ約一五〇キロの地点を結んだ三角形の地域でサダム・フセインが栄華を誇った土地である。このためなのか「三角地帯」には今もなお反米派と暫定政権に反発する勢力が根強く頑張っている。今、米軍の海兵隊が総攻撃しているファルージャは、この「三角地帯」の要衝な ...

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  パラグァイ国内最大の日本人移住地「ピラポ」。来年四十五周年を迎える。記念事業は多目的ホール(60×40m、総工費四十億グァラニー)の建設だそうだ。移住地は、現代の望ましい生き方ができる環境を、より短年月につくりあげた▼四十五年前ジャングル(広大な森林)のほかは何もなかった。当時、十五歳だった少女が、六十歳の先月、作文を書いた ...

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  曽我ひとみさん(45)の夫チャールズ・ジェンキンスさん(64)に「禁固30日、不名誉除隊」の有罪判決が下った。言うまでもなく曽我さんは北朝鮮でジェンキンスさんと知り合い結婚した人であり、拉致の被害者である。ジェンキンスさんは在韓米軍の元軍曹だったが、脱走して北朝鮮に逃亡し利敵行為を犯したとして告発されていたのだが、予想を超え ...

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