ホーム | コラム | 樹海 (ページ 361)

樹海

コラム 樹海

 昨年の選挙で日系人候補は不振を極めた。国政レベルで開票時、唯一当選を決めたのがパラナ州から出た高山秀和氏だった。州議員をつとめたことはあるものの、同氏が議員としてどんな考え方をしているのか、あまり明らかでなかった。最近、パラナ新聞紙上で、活動目標の一端を披瀝していたので紹介することにする▼一つは、労働者の農村離散の歯止めだ。米 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 このところ新聞紙上には「米国と西欧に溝」の見出しがよく載る。イラクへの攻撃を巡る独仏との意見の対立が深刻化しているのは事実ながら─米国としては「武力行使を支持する」と表明している欧州の十八ヵ国を重視する方針を固めたらしい。独仏は欧州の要の国だけれども、英伊やポルトガルなどの八ヵ国が米支持の声明を発表し続いてルーマニアなど十ヵ国 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 公開討論会。文協(ブラジル日本文化協会)改革委員会によって先週末実施された。近ごろ珍しい企画でもあり、意義あるものとなった。けだし人の意見、主張を黙って聞く(聞かされる)のは並大抵のことではない。ただただ「忍の一字」あるのみ。大方がそう思ったのではなかろうか▼なにせ文協始まって以来の公開討論会だ。出席者はおよそ半世紀に一度の機 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 今年は徳川家康が征夷大将軍に任じられて江戸幕府が開かれてから四百年になるが、出雲御国が京都でかぶき踊りを演じてからも四百年になり歌舞伎の役者さんたちも頑張っている。東京でも幕府を設立して二百六十五年に及ぶ武家政権を確立した偉業を讃える盛り沢山の行事が計画されているらしい。そう言えば昨年は五代将軍・綱吉公の時にあった赤穂浪士の討 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 日本の長い不況は続くが海外旅行は大活況らしい。年末と年始にかけて成田から外国へと旅立つ人はもう百万人を突破しているかもしれない。それも二十代の若い人々が多いそうだ。もうグヮム島やハワイだけではなく中国の敦煌だとかエジプトのピラミッドへとジャンボ機に乗って勇敢に飛んで行く。あの巨大機が世に出たときには誰しもが驚いたものである▼と ...

続きを読む »

コラム 樹海

 さきごろの福島県人会総会の件で、県人会の「公」と「私」について考えさせられた。総会が公開されなかったからである。現金盗難事件の後始末が議題にのる会議を〃他人〃に見せたくなかったのだ。会費を完納した会員だけで総会が成立するので、内輪の催しだと執行部は定款を解釈したようだ▼だが、待てよ、である。福島県人会が「ファミリア福島」なら、 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 昨年十月起きた福島県人会の「大金盗難事件」は誰にも傷がつかない形で一件落着したようである。先だって行われた同県人会総会は、十二万レアル相当(日本円、米ドル、伯貨)の被害額をめぐり紛糾するのではないかと予想されていた。しかし、それもなく会計報告などすんなり承認されたという▼福島県人会は昨年八月に創立八十五周年を祝った。母県から出 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 今年の国際社会が抱える最大の課題は、イラクと北朝鮮との関係をどうするかである。米のブッシュ大統領はフセイン追放に戦争をも辞さない覚悟だし、核開発を公言する北朝鮮からも目を離せない。この二つの国に共通するのは、大量破壊兵器を生産し拡散させようとしていることだ。北朝鮮のミサイル輸出は明らか。イラクの疑惑も晴れてはいない▼米は今月中 ...

続きを読む »

コラム 樹海

 先だって仲間と三人で一盞傾けながら話題が日本の教育に及ぶ。我らの年齢は還暦過ぎで戦後教育の申し子だがまだまだ当時は昔ながらの学校があった。勿論のことに議論といったものではい。祖母やお袋と風呂に入ると八岐大蛇(やまたのおろち)の話をして呉れたことや大きな山の蛇が美しい娘になり村の長者に嫁いだなどを物語ったのは三人に共通体験なのも ...

続きを読む »

コラム 樹海

 米国サンフラシシスコで発行されている邦字紙『北米毎日』が新年早々四回にわたり「真珠湾ぼっ発の真相」―ジャネット・ランキン下議の演説―を連載した。要旨は「日本が戦端を開いたのは、(相手諸国に対して)裏切りでなかった」である▼同紙が六十年前の演説の日本語訳を発掘して掲載したことに「こうした事実を埋もれさせておくものか」という強い意 ...

続きを読む »