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オーリャ!

コラム オーリャ!

  十一日午後、リべルダーデで新しい鳥居への〝御霊移し〟と東洋祭りがあった。しかし、東洋祭りにもかかわらず、日系のアトラクションしか参加していない。  最近の中国系や韓国系の進出は目覚しく、きれいで目新しいロージャが雨後の竹の子のようにできている。  それとは対照的に日系のロージャは、古くて新鮮味がなく、影が薄くなってきており、 ...

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 親の残した日本語書籍と同様、仏壇が二世、三世らにとっては、「粗大ごみ」だという話は、説得力がある。宗教によっては、非日系人もそれを新たに買い求めているというのにだ。  最近、そうした仏壇をインテリア(室内装飾)に活用している年配の二世夫婦の話を聞いた。サーラやアパルタメントの入り口付近に置いていたのだ。「けっこう、おさまってい ...

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 「ブラジルに住む日本人の若者の間で移民百周年が話題に上ることはあるのか」と、尋ねられた。  うーん、はっきり言ってほとんど、いや全くと言っていいほど無い――というのが答え。  二児の母である四十代の女性は「今の文協ビルに若者は寄りつかない。インターネット・カフェや幼児の遊び場、母親のための喫茶室を作ればいいのに」と漏らした。 ...

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  取材をしていて、いつも不愉快になる会合がある。県連の代表者会議のことだ。  先日の会議で、執行部から来年の日本祭りは、会場をイミグランテス展示センターに移転したい、との提案があった。  州議会から会場の協力が受けられない上に、複数のスポンサーから会場移転を迫られたことに伴ういわば苦肉の策だ。  執行部の提案に対し、反対や疑問 ...

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  文協五十周年には、なぜか移民史料館を中心に据えた計画がない。数年前から保存史料のデータベース化、ポ日英語のホームページ、子供向け日系移民史のポ語本出版、文協からの独立など有意義なプロジェクトが打ち出されていたはず。  同館担当の副会長は百周年には懸命のようだが、本来の文協の仕事を忘れがちのようだ。全伯から浄財を集めて移民七十 ...

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 サンパウロ近郊の小さな町で行なわれた日本の新興宗教の、拝殿落成式に参加した。御簾を巻き上げた舞台の上で、琴の調べに合わせ、公家の衣裳をまとって、厳かに行なわれる行事は、タイムスリップしたような錯覚を憶える。  また古式豊かに艶やかな着物姿で『八雲琴』、糊の利いた裃を着込んで笛、鼓や地謡に合わせて舞囃子『西王母』が奉納された。 ...

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 忘年会の季節。経費、会費が少ないという点で、つましいほうに入る県人会の忘年会は、それぞれ性格が出ていて面白い。  移民が少ない県の県人会は、各種行事を企画した際、「どなたでもどうぞ」と門戸を開く。鳥取の熟年対象の勉強会「熟年大学」は、完全に一般対象である。したがって、忘年会は、活動に参加した人たちに集まってほしい、と誘う。富山 ...

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  あ、こういう風にすればいいんだ、と皆が納得する。安達正子JICAシニア・ボランティアが勧める自分史のことだ。  普通、自費で本を出版するなんていうのは一般市民とって遠い世界の話。分厚い本を三百部も印刷・・・となると、費用も労力もとても足りない。  〃立派な人〃しか書けない自叙伝とは違う。「完璧なものはできないが、自分の記憶を ...

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コラム  ALIGN=”MIDDLE” BORDER=”0″ WIDTH=”110″ HEIGHT=”41″ NATURALSIZEFLAG=”3″>   先日東洋医学の診療所を訪れると、足を骨折した日系 ...

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  コスチンサンパウロ州文化局長は先週、多文化教育セミナーで「みんなが同じ格好で、同じ言葉をしゃべり、同じ宗教を信じること、またはそれを強いることは文化の根無し草化であり、犯罪的ですらある。まずは自分の出自である文化を愛し、同様に他文化を尊重しましょう」と熱く語った。  ルーマニア系の父、ハンガリー系の母をもつ長官ならではのエス ...

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