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オーリャ!

コラム オーリャ!

 ニューヨークを称して「ビッグ・アップル」(巨大なリンゴ)と呼ぶことがある。  由来ははっきりしないが、雑多な魅力に富み、どこから齧ってもおいしい街だから、とする説が有力だ。  赤い皮、黒い種、白い実。リンゴの基調色は、サンパウロ州旗と一致する。こじつけのようだが、齧れば、サクッサクッと音がしそうな点も似ている。  四百五十年と ...

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 外国人学校卒業生の大学入学資格問題で、文部科学省は十九日、新たに日本国内のブラジル系十九校の卒業生に、条件つきで大学入学資格を認めた。ブラジル系学校卒業生が入学資格を得るには、文科省指定の機関で一年間の準備教育課程が必要だ。  ところで、文科省が発表した昨年度学校基本調査速報によると、日本の大学等進学率(現役)は四四・六%で、 ...

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 最新鋭のDVD再生機(ビクター社製)に八千五百曲入りのDVD(見た目はCD同様。音楽と映像が録画可能)カラオケセットが、老人クラブ連合会(重岡康人会長)に設置された。静岡県のカラオケ販売業者から贈られたもの。画像も鮮明で音も良いが、しかし―。  「新しいカラオケ機器の利用は難しいのでは」と話す同会関係者もいる。「老ク連のカラオ ...

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 援協の山下忠男事務局長が来月に七十歳の誕生日を迎える。援協の定年は七十歳のため、定期総会頃(三月)の退職が濃厚だと噂されていた。が、現実はそうならなかった。  今年は援協創立四十五周年(三月)、友好病院の医療検査センター竣工式(五月)、厚生ホーム開所三十周年(七月)と記念行事が目白押し。  勤続三十五年の経験が必要だと、人事委 ...

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 韓国で、特殊部隊が起した実際の悲劇をベースにした映画「実尾島(シルミド)」が大ヒット中だ。一九六八年、北朝鮮の武装工作員三十一人による青瓦台(韓国大統領官邸)襲撃事件を受け、韓国政府は報復措置としてKCIAが主導し、北朝鮮の首都・平壌の主席宮襲撃を任務とする特殊部隊を創設した。  部隊には死刑囚や無期懲役囚などが集められ、仁川 ...

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 一九三四年、ちょうど七十年前の夏の話である。  日本人移民なら農業の時代、画家を夢見た高岡由也と玉木勇治はリオで本格的に絵を学ぼうと思い立つ。しかし持ち金などない。とりあえず唯一の財産である腕時計をはめた若き二人は無一文、歩いてゆく。  玉木が帰聖後も高岡は残る。国立美術館の倉庫で寝泊りするなど芽が出るまでは随分辛酸をなめてい ...

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 十六日にブラジル全国で封切られた日米合作映画「ウルチモ・サムライ―武士道―(ラスト・サムライ)」。出演者はトム・クルーズ、渡辺謙など映画界の実力派だ。  十二日夜、サンパウロ市内であった試写会にも各界で活躍する実力派が集結した。心理学者で著述家のイサミ・チバ氏、俳優で画家の金子謙一氏、ほか、ブラジル日本商工会議所の田中信会頭、 ...

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 「盛り上がりを見せる落語ですが、講談というとプロはおよそ六十人。アフリカのマウンテンゴリラより少ないそうです」と渥美矢梅さん(渥美講談塾)。会場をどっと沸かせた。十一日に文協講堂で行われた講談の一こま。  日本で四本の指に入るといわれる宝井琴梅師匠。若い頃は、自転車一つで日本一周し、辻説法ならぬ、辻講釈。また、シンセサイザーを ...

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 「女人禁制です」  ヴィアジャンテ倶楽部の親睦会(橋浦行雄代表世話人)が十一日に行われた。会は男の社交場だとある出席者が言い切った。  五十年以上の歴史を誇るが、来賓者を除いて、この伝統は「一度も崩されたことはない」という。  とはいえ、ここはブラジル。「週末に家族を自宅に残して、一人で外出するなんて?」と疑問に思った人もいる ...

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 ヴェージャ誌十四日号の特集記事「〃決断〃あなたの選択が成功を左右する」には、チャーチル英国首相、ビートルズら世界的有名人の人生を決めた決断と共に、精神科医の千葉イサミ氏(六二、二世)も紹介された。「親が決めた配偶者をめとるという日本的伝統を破り、家を出て恋愛結婚する」決断だ。  長文記事の最後は、なぜか、原爆投下地に広島が選ば ...

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