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オーリャ!

コラム オーリャ!

 一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。  「地震、雷、火事、親父」の「雷」や「親父」の脅威が薄れつつある日本では、地震の怖さがいっそう際立つ。新潟中越の悲劇的な映像も印象に残る一年だった。  映 ...

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  三十一年前、市内のOホテルで、初めて小野田寛郎・元陸軍少尉に会った時のことを鮮明に覚えている。元軍人は前年ルバング島から生還し、移住を決めて初来伯、記者会見したのであった。  「(ジャングル生活が長かったので)もう、知的な仕事には就けない。この国で、ほかの分野で社会に寄与できれば幸い」―こういう意味のことを緊張した面持ちでし ...

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  「次世代の活性化」とよく聞く。ブラジル広島神楽保存会の細川会長も、「和太鼓やYOSAKOIソーラン同様、神楽が〃次世代の活性化〃に繋がる」と話す。  ふと小学生の頃、近所の神社の秋祭で神楽を舞ったことを思い出した。簡単な動作だったが、一ヵ月程前から集会所に集まって、おじさん達の指導を受け、おばさん達が振舞うお茶やお菓子を頂い ...

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  「R」で始まる名を持つことがサッカー界の頂点に立つ条件なのか。  二十日決まった国際サッカー連盟の年間最優秀選手に、ブラジル代表のロナウジーニョ・ガウーショが選ばれた。  その技術と活躍ぶりから選出は当然だったが、奇妙な偶然に思わず注目した。ロナウジーニョを始め、これまでブラジルからは受賞したロマーリオ、リヴァウド、ロナウド ...

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  一世は子どもに高学歴を持たせ社会上昇を図ろうと懸命に努力した。その国で高学歴を極めるということは、国の権威を最大限に認め、誇り高いブラジル人になることだ。  彼らは、優秀なブラジル人を凌駕し競争を勝ち抜く過程で、日系意識を削ぎ落としてきたことも否めない。日系であるより優秀なブラジル人であることに高い価値観を持たなかったら、競 ...

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  米映画「ゴッドファーザー」の出だしで印象的なのは、イタリア系コロニアのにぎやかな結婚式の場面だ。祝祭にかける彼らの情熱にしびれる。  血を分ける当地のコロニアはどうか。旧市街マルチネーリビル屋上部を文化センターとして再活用し、結婚式場にもしたいそうだ。その発想、イタリア人の面目躍如だ。  日系で華のある会場といえば、文協貴賓 ...

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 ヴィラ・アルピーナの火葬場に順番待ちのフィーラができているという。早くて二週間、普通三週間ほど待たなければ焼いてもらえない、と最近体験した人の話。  待っている間は、もちろん、冷凍するので、その点は心配ないが、急いで日本に遺骨を持参しなければならない、といった事情のある人には支障が生じる。同火葬場ができた当初は、待たされるなど ...

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  日系コロニアでも被災者への義援金を募るべく、救援委員会が設置されている新潟中越地震。  新潟日報社は十一月二十五日、被害状況を克明に記録した『特別報道写真集 新潟県中越地震』を出版した。A4版全八十八ページのうち八十ページが、山の土砂崩れや陥没した道路、住民の避難生活などを撮影したカラー写真で埋め尽くされている。  「この前 ...

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 ハード(箱物)よりもソフト(内容)を優先して考えるべき――。  将来的な結束力が懸念される日系社会だが、未来を担う若い世代には頼もしい人材がたくさんいる。県費留学生・研修生制度で日本に渡った若者らでつくるASEBEXもその団体の一つ。  「私達の根っこは日本にある」「日本のよさを残したい」。取材をした誰もが、頼もしい言葉を口に ...

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  「浪速女の意地で頑張りたい」と、南米大陸横断を目指し走り続ける阪本真理子さん。その五千キロに及ぶ果てしなく長いマラソンを今、完走し終えようとしている。十九日にもゴール地点、ペルーのリマ市に到着する予定だ。  移民の足跡を辿る旅でもあった。出発は九月二十二日、移民着港の地サントス。行く先々で受けた手厚い歓待ぶりには、先人の努力 ...

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