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オーリャ!

ブラジルの風土の洗礼?

 先々週、寒気がしたと思ったら、強烈な腹痛が連続で襲ってきた。仕事が終わった午後8時頃だ。腹を押さえながら急いで家に帰り、ベッドに倒れこむと、寒気は高熱に変わった。一晩中、腹痛の波が押し寄せ眠ることもできない。寝床をごろごろ転がりながら痛みに耐え続けた。 朝が近づいた頃、ようやく少し落ち着き、熱も腹痛も8割がた収まった。しかし、 ...

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ジャパンハウスでコロニア活性化?

 日本政府の広報施設ジャパンハウスの事業主が、広告代理店最大手の電通に決まった。いよいよ16年度内開設に向け本格的に動き出す。 最大の課題は何度も足を運んでもらうこと。そのためには飽きさせない常設物に加え、現地の需要や嗜好を的確に把握し、それに沿った多数のイベント実施が必要だ。 和食普及のために日本食店は常設されるだろう。そこで ...

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健康麻雀に参加して

 独立記念日に出社すると、日毎ビルの入り口で鍵を持ち、来客を待っている上品なご婦人がいた。手にしている文庫本の趣味も良く、面識はないが「おはようございます」と挨拶した。 聞くと毎週月曜日と木曜日にビルの12階で「健康麻雀大会」を主催しているのだと言う。何が〃健康〃かといえば「飲まない」「吸わない」「賭けない」「徹夜しない」がモッ ...

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オーリャ!

 「日本人歌手の来伯公演は男性に限る」――ある歌謡関係者から聞いた話だ。なんでも「観客は女性中心で、夫を連れて来るから2倍客入りが良い」という。 そんな中、先月の真木柚布子コンサートは思いのほか盛況だった。前売りが思うように売れていないとの噂を聞いたが、2回公演で、どちらも千席程度が埋まったから十分に成功だ。 演歌にPOP、三味 ...

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路上強盗に盗られたおかげで…

 3週間前、路上強盗に携帯電話やカメラを盗られ、勤務時間以外はインターネットのない生活が続いている。世の中では〃ネット中毒〃と呼ばれる人が増え、オーリャ子も気がつけば数時間以上やりっぱなしという生活だった。 「ネットがなくなって耐え切れない」かと思ったら、むしろ逆だった。あれほどズルズルと止められなかったネット中毒の、あの嫌な感 ...

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指定席のストレス

 サッカー場の指定席券を買ってその席に行くと、ほとんどの場合、先に座っている人がいる。 「その席、僕が―」と言い終わらない内に「連番が取れなかったから座っている。君は空いている隣に座ってもいいよ」と親指立ててニッコリと〃許可〃をくれる。 「自分が買った席の隣に座っていいかと許可を求めた訳じゃないけどな」と仕方なく座っていると、当 ...

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リオ五輪マラソンで日系社会PRを!

 先月に開催された世界陸上で、女子マラソンの中継を見た。中国で開催された同大会には、沿道にも多くの観客がいたようだ。ふと思ったが、リオ五輪のマラソンで当地日系社会をアピールできるのではないか。 昨年のW杯ブラジル大会では、レシフェ文協が主導し日の丸手袋を5万枚作製した。だが、席が散らばったせいか、あまり目立たなかった。マラソンな ...

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環境に要求される価値

 先月23日は日本から来賓付きの周年式典が多数あった。式典の数日後、ある県人会役員に労いの言葉をかけると、「まだ終わりじゃないよ。県や議会へのお礼の手紙が大変」とこぼしていた。居合わせた他県人会の役員らも、ウンウンと頷いていた。主催した県人会は、本紙の特集記事を報告として母県に送っているという。 それを聞いたとき、自分が日系社会 ...

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横断幕にもお国柄

 TVのサッカー中継を見ていたら、「ビールを解禁せよ」と書いた妙な横断幕が目に入った。ブラジルでは観客の興奮を少しでも抑えるために、サッカー場でビールを売らない。それに対し、「ビールを売れ」と訴えたいらしい。 いくらチームカラーの緑で書かれているとしても、あれを見て闘争心が奮い立つ選手は、…まさかいないだろう。 日本の横断幕はひ ...

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老人に席譲るブラジルの地下鉄

 ブラジルで感心させられるのが、老人に席を譲る人の多さだ。腰の曲がった老人が地下鉄に乗り込めば「こちらへどうぞ」と2、3人から声がかかり手を差し出される。こんな風に大切にされるのなら、年をとるのも悪くないなと思う。 その半面、強盗被害に遭ったという老人の話を頻繁に聞く。コラム子の知り合いは計10回も強盗に遭い、財布を渡そうとしな ...

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