6月29日(水) 「富山県人会だより」(六月号)の第一面に、県人会創立四十五周年記念祭への協賛寄付者の記事。第一号は技術研修員OB(九一年度)。技術研修員や県費留学生が、帰国すると、県人会や母県の世話になったことを忘れたかのように、近づかなくなるのを、役員たちが憂えているのが実情。こんな中にあって、寄付第一号は研修員OBだった ...
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コラム オーリャ!
新聞稼業を生きる者として、というとエラソーだが、一応可能な限り各紙をチェックしている。 最近はエスタードのグラフページが、いい。一刻一刻の街の動静を写真で伝える「サンパウロ24時間」が楽しみだ。 長期連載中の「今日の一場面」の、切り口もいつも鮮やか。先日は、ピニェイロス環状線の分離帯でさまようカピヴァラの姿を、走行中の車中 ...
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天皇、皇后両陛下がサイパン島へ慰霊の旅に向かわれた。北マリアナ諸島に浮かぶサイパン島は激戦の地であり日本兵や島民の多くが犠牲になっている。日本人の死亡は五万五千人とされ何の罪もない九千人を超える島の人々も尊い命を奪われている。攻撃した米兵も三千五百人近くが戦死するというサイパンは悲劇の島と云っていい▼これまでにも両陛下は、沖縄 ...
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6月28日(火) ロウセフ新官房長官は、ジルセウ前官房長官が構築した蛸の足のような中央集権的組織を全面的に解体するらしい。特に予算の交付順序を決める三十三の業務班(GTS)の解体を急ぐ。次に役職の任命や配分を行い、政治的駆け引きを担当した政治班を解散。前長官の信任職らは暫時更迭し、新官房長官のスタッフに入れ替える。 ...
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6月28日(火) コロニア芸能祭に先だって行われた白寿者表彰式。出席することはなかったが、最後の笠戸丸移民、中川トミさんや人文研の河合武夫さんもその名を連ねた。式の最後に謝辞を述べた森広登さんの声の張りに加え、泣き笑いあるその内容にみな感心。実は別の白寿者が予定されていたが、式直前に辞退。急遽、森さんが受けたと聞いて、記者は二 ...
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某紙によると、サッカー日本代表チームのジッコ監督は「日本人は外国人に対して冷たいと言われるが温かいのが実情だ。サッカーが熱く燃えさせたのだ」と話している。確かに。最近では三都主、闘莉王などサッカーを通しての日伯交流はさかんだ。それによってブラジルに対する日本人の印象は良くなっている。 バレーボール界では〇三年に日本国籍を取得し ...
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日露戦争の勝利から100年。大東亜戦争の敗戦から60年ーと今年の日本は勝ちと負けの両方で慌ただしい。100年前の元旦には旅順が陥落し3月10日に奉天会戦で勝つ。5月27日には「天気晴朗ナレドモ波嵩シ」の日本海海戦で東郷平八郎提督が率いる海軍がバルチック艦隊を打ち破り激戦の日露戦争は幕引きとなる▼この戦勝に比べると大東亜戦争は辛 ...
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6月25日(土) 非公開の下院監査委員会に二十二日召喚されたジルセウ元官房長官は、PTの広報を委託されたマルコ・ヴァレーリオ氏は知人で、SMPBやDNA広報社の存在は知っていたが、裏金供与での暗躍は知らないと供述した。ジェフェルソンPTB党首の告発については、PTBへの四百万レアルの提供を否定、個人的会合の事実もほとんどを否定 ...
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6月25日(土) 援協の巡回診療班は、奥地だけでなく、サンパウロ市内でも実施される。いつも多額の寄付をしてくれる団体の所在地域などは、対象になりやすいようだ。一方で、実施しても受診者が少ない地方は、打ち切りとか規模縮小の可能性が生じる。診療班としては、効率よくやりたい。医師団が手持ち無沙汰になるようなところは行き甲斐がない。ま ...
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全くひどいものだったな、と思う。二十一日夜に開かれたUNENの総会である。 考える委員会設立―。皆が「オッチモ!」と拍手で承認したが、本当にそう思っているのかな、という感じがした。誰も責任を取りたくないだけではないのかな、と。 ある監査役。「潰すのはフェイオだから、やり直すっていうのは」。活動も決断もせず、その非生産的な発 ...
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