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コラム

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コラム 樹海

 日系団体が記念史を刊行するとき、日本語で編纂するのはこれが最後だろう、とかいう話をよく聞く。執筆者、編集者が、老いていなくなるからだ。それはかなりの部分当たっていると思う。尤も、日本から来る若い人に仕事を委ねれば、血が通ったものができるかどうかは別にして、本はできる▼最近、『アチバイア文協五十年史』が完成、披露された。ぎっしり ...

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東西南北

6月24日(金)  ブラジル軍のハイチ派兵期間が国連の要請で二〇〇六年二月十五日まで延期され、人員も六千七百人から七千五百人への増員を要請された。その直後、首都ポートプリンスでブラジル軍のネウソン・D・レオニ少尉が二十二日、兵営へ帰還中、車上で被弾した。生命に別状なし。同少尉はサンタカタリナ州ヴィデイラ市出身、リオ師団所属。   ...

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大耳小耳

6月24日(金)  二十三日付け本面で、エスタード紙に掲載された聖総領事館窓口の対応を批判する読者投稿を紹介したが、それを読んだ本紙読者からも「自分も同じような目にあった」との電話が寄せられた。サンパウロ市在住の金親豊さんは「まるで罪人扱いでした。酷すぎます」と憤る。先日、地方に住む友人の息子がビザを申請したいというので案内した ...

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コラム オーリャ!

 雨が降ると寒くなると、よく言う。六月二十日は、冬至だった。地球の反対側の日本は夏至になるわけだが、北海道で夏時間が試験的に導入されている。  昨年から一部企業などで実施されているもの。退社時間が早まることで商店街の買い物客が増え、冷え込んだ経済を活性化出来るとの思いが込められているという。  街頭インタビューも、概ね好評。「ク ...

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コラム 樹海

 昨年十月に起きた南米開発青年隊協会のケンカ騒ぎや胸像拉致で、最も心を痛めたのは下元家ではなかったか。本来は青年隊内部のイザコザなのに、良くない形で家の名前が出てしまうとばっちりを受けた▼今回の除幕式の後にも、またこの問題を蒸し返そうとする人が来社した。「除幕式を強行したことが問題。現役員の体質を問題にしたい」と憤り、昨年十二月 ...

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東西南北

6月23日(木)  ローセフ新官房長官の就任式に臨んでルーラ大統領は二十一日、汚職を抑えるだけの人徳と倫理を備えた人物が、ブラジルにはいないのかと慨嘆した。汚職告発が最近かまびすしいが、立件できない憶測程度のものだと声を上げた。そして今回の騒動は、まだ次期大統領選への候補を表明していないのに、再選阻止へ向けた野党の人心撹乱作戦だ ...

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大耳小耳

6月23日(木)  先日伝えたスダメリス銀行の資金プラン「100周年CAP」。百周年を資金面から、参加者一人一人が支えるという仕組みは興味深い。個人向けの販売は二十一日から始まっており、さっそく各支店に問い合わせの電話が入っているという。お隣パラナ州での参加者第一号は上野アントニオ元連議。先日同銀行の担当者がパラナ州議会で説明会 ...

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大耳小耳

6月21日(火)  六月十八日は日本移民の日―。ある戦後移民は、同日に会合を予定、記者の言葉で気が付いた。ある文協会長は、お祭りを予定し、数日前に思い出したが、後の祭り。「入場者が少ない」と悔やむことしきり。イビラプエラ慰霊碑前の法要では、中沢会長、丸橋代理首席領事が、間違い原稿を丸読み、笠戸丸移民の数を七九一人としくじった。十 ...

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コラム オーリャ!

 最近ゆえあって山田風太郎の『人間臨終図鑑』を耽読している。古今東西の人々の死に様を綴った本で、三巻まである。  ゆえといっても、たいしたものでない。ハゲ・腰痛の進行で老いを自覚し、また、父親となり、人生を多少本気で考えるようになったせいだ。   青春のならいで夭折に憧れたこともあった。源義経、中原中也、佐伯祐三は三十歳で絶命し ...

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コラム 樹海

 瓢骨に「ブラジルの初夜なる焚火祭かな」がある。上塚周平は笠戸丸移民の監督としてブラジルに渡り「移民の父」と尊敬される人物であり瓢骨は俳号。この句は日本移民がブラジルに来て初めての発句とされるのだが焚火祭を使うなどはなかなかのものである。6月はフェスタ・ジュニーナなので祭りで明け暮れる忙しい月なのだ▼近ごろは火災の危険があるとか ...

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