新しく家を借りた。二週間後の現在、まだ水がこない。SABESP(サンパウロ州水道会社)に問い合わせると前の借主の滞納分があり、金額を聞くと、一千二百レアル以上。 不動産屋に問い合わせると、「えっ、知らなかった」との返答。 そして、電気もまだない。これも滞納のため、電話線が切られていた様子。ブラジルを甘く見ていた―、溜息をつ ...
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コラム 樹海
ブラジル日本文化協会の今度の役員選挙は、どうみても「二世対一世」の対決の様相である。創立五十年にして、という感慨がある。また「参加しない一世」(これは、コロニアの識者の表現だが)が、「やるぞ」と画期的に動き出した結果である▼実のところ、戦後移民一世は、もう現在の安穏の暮らしから、みずから抜け出すような行動は起こさないだろうと、 ...
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3月10日(木) クラック(麻薬の一種)取引の拠点となっているサンパウロ市中央部ルース区クラコランジアで連警と市警、軍警が八日に一斉取り締まりを開始、十一日まで継続する。初日は七百四十人が取り調べを受けた。内七十人はナイジェリア人。他にボリビア人やペルー人もいた。州政府は同地域の再開発計画に取り掛かり、麻薬取引の一掃、売春の取 ...
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テレフォニカが今年、サンパウロ州外での市場獲得のため、十七億レアルを投じるという。長距離サービスの提供が主な目的で、州外でスピーディー(ブロード・バンド)の利用を可能とする計画のようだ。 確か、苦情先ランキングで不名誉な位置にある同社。携帯電話の普及で市民の固定電話離れも進んでおり、危機感も強いのだろう。 つい最近、覚えの ...
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敵対的なM&A(企業の合併・買収)というのは、欧米の企業では普通のことらしいが、日本では余り一般的とは申せない。IT産業で急成長したライブドアのニッポン放送株式の買い占め作戦が好例である。外国語新聞の記者らは、ライブの社長である堀江貴文氏に熱い視線を向けているそうだが、政界や財界の多くは批判的な見方が圧倒的である▼フジテレビの ...
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博研(サンパウロ博物研究会)の伝統ある「キャンプ」の推移は、時代を映していて面白い▼一九五〇年に第一回、都合で二年(二回)休んだのみで、毎年セマナ・サンタ(聖週間)に行ってきている。こんなに半世紀余りも続いている〃自然学習〃の催しも珍しい。キャンプを最初から指導してきた在野の植物学者・橋本梧郎氏の理念「ブラジルの自然を知ろう」 ...
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3月9日(水) 韓国人の弁護士が四日、議会調査委員会(CPI)で取り調べ中の中国人ロウ・キム・チョン容疑者から押収された八千万レアルの商品の返還を求め、一万レアルのワイロを提供した疑いで逮捕された。TVグローボの取材班が駆けつけ、同弁護士が留置場入りを勘弁してくれと土下座して謝る屈辱的場面を録画した。同弁護士は赦免を聞き入れら ...
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先月二十七日のエスタード紙テレビ情報別冊に、一頁のデカセギ広告が「日系子孫のみ」との小見出し付きで掲載された。女性で月二千五百ドルから三千ドルとの求人もあった。 同じ日のエスタード紙エンプレーゴ(職)別冊には「家政婦=月給三百R$」程度の求人広告、家政婦自身が出す求職五行広告で溢れていた。 デカセギは本当に貧乏で、悲惨な生 ...
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日本の人口は幕末の頃で三千万人と推定されている。今が1億二千六百万人だから約4倍になったわけだが、世界の人口も右肩上がりに増え続けている。目下は約65億人もの人間を乗せて地球も余りの重さに喘ぎながら歩いているが、2050年には約91億人に膨らむそうだ。チャドやコンゴなどアフリカ諸国の増え方が急であり、日本やドイツ、イタリアなど ...
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3月8日(火) 就職戦線と所得が少々好転し、家政婦を雇用する家庭が主要都市で増加した。ブラジル地理統計院の発表では、家政婦の就職率が他職種の中で最も高く、〇五年一月に前年同月比一〇・四%増となった。所得は全国平均で六カ月間に月三百十七レアルと微増、主要都市では九百二十レアルと三四・五%増えた。家政婦を雇い、外勤する主婦も増加。 ...
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