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2005年

食と健康そして環境=連載(5)=安全な有機農法とは?=化学肥料、農薬一切使わず

3月19日(土)  有機農法とは、化学肥料、除草剤、生育調整剤、飼料添加剤などの化学合成物質をまったく使わないか、最小限にとどめて、堆きゅう肥などの有機物を主体とする生産方式をいいます。化学合成物質が安価に供給され、多量に使用された結果、土壌が悪化し、自然生態系を破壊したり、農畜産物中に残留して人間の健康を損ねたりする恐れがある ...

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高い関心、批判も続出=百周年事業案日本語説明会=連載(4)=移民ビデオ制作へ

3月18日(金)  「コロニアは割れてはいけない」。そう下本八郎元州議は強調した。  「百年祭は全伯の日系の人々のもの。委員のみなさんが何人かで決めていくのは無理があると思う。それではコロニア全体のコンセンサスが得られない。コロニアで割れてはいけない。今の文協執行部に対抗シャッパが出るのは残念なこと。上原さんは立派な方だが、百年 ...

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食と健康そして環境=連載(4)=食の安全性と花は?=花卉栽培へ大量農薬使用

3月18日(金)  食の安全性を厳密にいうと、何も食べられないではないか、と言った人がおられます。とかく、農家で食す野菜類、果物類は、住まいの周りに菜園をつくり、しっかり堆肥を施し、無農薬野菜をつくって食べておられます。虫で穴だらけの白菜でも二股のダイコンでも、おいしく、甘みのあるものでした。  マイリポラン近郊で、堆肥づくりに ...

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高い関心、批判も続出=百周年事業案日本語説明会=連載(3)=文協脇の買収案も

3月17日(木)  資金調達プランを説明した中谷アンセウモ委員に続き、山下譲二文協元専務理事はスライドを使って総合センタ―案を説明した。  日系社会の問題点として「アイデンティティの不確定」「ブラジル社会に対する日本移民および日本人の貢献度を顕彰する金字塔が不在」「日系人の役割が日伯両国からもっと高く評価されるべき」などを挙げ、 ...

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高い関心、批判も続出=百周年事業案日本語説明会=連載(2)=資金調達案も発表

3月16日(水)  渡部和夫補佐は今までの祭典協会の創立経緯や、文協との役割の違いを語った。  日伯総合センターの必要性に関して、「百周年後には五世の時代になり、混血はより進む。その時に日本文化を残すためにセンターが必要」と語った。「あらゆる日本文化をセンターに集め、だれでもそこへ行けば日本に関することはなんでも分るようにする」 ...

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食と健康そして環境=連載(3)=考えよう健全な水と食材の確保=1年1回の収穫で生活する農家=諸経費高でたいへん

3月16日(水)  果実にしても、野菜にしても収穫時期になれば、農家は家族ぐるみで大忙し。一年間通じて労力を惜しまず手入れをしてきた農作物の出荷です。しかし、その時期に訪ねた農家の人たちの顔は、いつも浮かない顔つきです。あるトマト栽培農家を訪問しました。  長命種のトマト栽培でいよいよ収穫が始まっていました。一日中出荷用トマトを ...

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高い関心=批判も続出=百周年事業案日本語説明会=総意固め、再び頓挫

3月15日(火)  ブラジル日本移民百周年記念祭典協会(上原幸啓理事長)は十二日午後、文協小講堂で日本語による説明会を行い、約百二十人が参加して熱心な質疑応答が行われるなど、今までにない高い関心を集めた。最初の二時間は祭典協会側からの一方的な説明、残り一時間余りは出席者から次々と質問や批判が浴びせられたが、それに対して協会側は無 ...

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食と健康そして環境=連載(2)=水質汚染は人為的な原因=地域ごとに無くす運動を

3月15日(火)  湖沼、河川、海などの自然状態が水質的に変化して、水の利用が阻害されたものが水質汚染です。水源地汚染について農業が原因と書きましたが、実は一番の原因は私たち人間が営む毎日の生活上から出る原因が多くあります。一般的には工場排水、生活廃水、鉱業排水、畜産廃棄物などが水域に流れ込んで、水中生物相に異変を起し、飲料水や ...

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食と健康そして環境=連載(1)=考えよう健全な水と食材の確保=水源地汚染じわりと=硝酸態チッソ、生活に影響

3月12日(土)  サンパウロの水道水は、味や匂いに違和感を覚える、という人は多い。各地で有機農業を指導している農業コンサルタントの成田修吾さんは、大量に使用されているチッソ(農薬)が農作物にすべて有効に吸収されず、残留分が雨水によって移動、水源地を汚染しているのではないか、と疑う。また、生活排水、工場廃水による水質汚染。すべて ...

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英雄・ヴァンデルレイと取り巻く人間模様=連載(3)=両親からもらった信仰心=五輪後「僕自身に変化はない」

3月5日(土)  「ブラジルではどんな子供もみんなサッカー選手になりたいものさ。僕もジーコがアイドルだったんだ」 リオデジャネイロの名門フラメンゴの大ファンでいつかプロ選手になろうと厳しい労働のつかの間の休みとなる週末には、草サッカーに励んだヴァンデルレイ。ブラジル代表のロナウドら、貧しいブラジル人少年が、サッカーで人生を切り開 ...

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