ホーム | 連載 | 「でも、ブラジルは良い国!」 | 「でも、ブラジルは良い国です!!!」=サンパウロ難民移民座談会=大浦智子=<第10回>= 「世界はすでに一つの家」

「でも、ブラジルは良い国です!!!」=サンパウロ難民移民座談会=大浦智子=<第10回>= 「世界はすでに一つの家」

カルロスさん

カルロスさん

――現在、日本は難民を受け入れる国ではありませんが、日本へ行きたいという考えを持ったことはありませんか?
【カルロス】いつも日本に行きたいですし、とても興味深い国だと思います。日本文化に関する映画やドキュメンタリーも興味深く、日本には行けませんが、サンパウロで日本に近いリベルダーデ地区に行くのが大好きです。私たちの文化と異なることに好奇心をくすぐられます。子供の頃は日本の漫画を見て育ちました。新しい文化を知ることや料理にもとても興味があるので、いつか日本に行きたいです。

アブドゥルさん

アブドゥルさん

【アブドゥル】アレッポにはアレッポ大学学術交流日本センターがあり、日本語や日本文化が教えられていました。私がアレッポで生活していた時、日本製品は一生ものだと言う意味がありました。アレッポで私は日本製品の品質を見て、その知能や技術のシステムを知るようになりました。
 ある日、日本人の心や生き方、文化を知ることに非常に興味を持つようになりました。彼らが学校でどのように勉強するのか、どのように生徒を教育するのか。日本人にとって教師は神であると。それはとても美しいです。
 ブラジルでは、シリアで食べたことのない日本食が好きになりました。お箸を使うのは難しいので、日本食レストランに行った時はスプーンとナイフを頼みますが(笑)。
 日本の文化はとても異なると思います。ブラジルで出会った日本人はほとんどが閉鎖的でした。オープンだったのは智子さんだけです。日本人はあまり開かれておらず、日系コミュニティーも閉鎖的です。おそらく、若い世代はよりオープンになるでしょう。日本にはぜひ行ってみたいです。
【ジャン】私は日本に行きたかったです。神に感謝して日本に。でもそれは叶いませんでした。今、私は2024年まで目標を設定できるようになりました。日本に行き日本を自分の目で確かめたいです。私が命の危機にさらされていた時、ビザを拒否した国に!
 私はビザを取得して日本に行きますが、「ブラジルに戻ります」と言います。私たちの言語では「目で借金を払う」という表現があります。目が日本を見ると言う借金を抱えています。日本はこの目で見なければ借金を返せません。私が日本に行く時、借金を返済することができるのです!
――皆さんは日本に何を期待し、またどんな批判がありますか?

2020年2月にシリア人難民が新たにオープンしたアラブ料理店

2020年2月にシリア人難民が新たにオープンしたアラブ料理店

【ジャン】日本人(日系人)は閉鎖的です。コミュニティーの中ばかりで生きています。コミュニティーの外にいる日本人を見つけるのはとても難しいです。扉を開けなければ、私たちが身を持って知ることになるのは、現在の世界は、決して閉じられていないということです。今はみんな家にいますが、オンライン会議で話しているのと同じです。他の文化を知るために、ともに閉じたフレームを少し開きましょう。
 パンデミックで何が起こったかを見てください。それは中国で始まりましたが、今では全世界がコロナウイルスについて話しています。世界はすでに1つの家です。コミュニティーだけにいるという事からは抜け出さなければなりません。人々は世界の人でなければなりません。肌の色、人種、宗教に関係なく。

サンパウロ市内のアフリカ料理店の魚料理マフェーと餅のようなフフー

サンパウロ市内のアフリカ料理店の魚料理マフェーと餅のようなフフー

 コンゴ人がシリアに行く場合、彼は人種差別に悩みます。シリア人がコンゴに行けば、偏見に悩みます。誰もが何かしら違いがあり、例外はありません。私が話す時、ブラジル人は差別し、ヨーロッパに行っても差別を受けます。それは、誰もが商品にコインを払うのと同じことです。
 私はアブドゥルのようにお箸でも食べました。ここブラジルにはたくさんの食べ物があり、アラブ料理もバングラディッシュ料理も何カ国もの料理を食べてお腹の中は豊かです。智子さんは食べたと言いますが、日本人はフフーを食べましたか?もっと様々な国の料理を食べましょう!(続く)

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