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2014年

W杯特別企画=サッカー兄弟国 日伯の絆=元助っ人からのエール=(1)=呂比須ワグナー(元日本代表)=「ずばりベスト4を期待」=グループ戦では首位目指せ

「攻撃サッカーで大物食いを目指す」と力強く語ったロペス

ニッケイ新聞 2014年2月28日 いよいよ6月12日の開幕試合を目前に控えたW杯――日本代表は14日にコート・ジボワール(レシフェ会場)、19日にギリシャ(ナタル)、24日にコロンビア(クイアバ)と対戦する。かつてJリークや日本代表にブラジル人選手は欠かせない〃助っ人〃だった。いわばサッカーを通して兄弟のような関係にある日伯だ ...

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「青年リーダーよ、立ち上がれ!」=日系市長が若者に経験語る=(上)=「この国に我々の活躍不可欠」=歴史ある奥ノロで4人林立

「法が機能していない」と嘆くトクズミ市長

ニッケイ新聞 2014年2月27日 在サンパウロ総領事館(福嶌教輝総領事)が主催する初めての「日系市長と若手日系リーダーとの交流会」が25日午前、サンパウロ市モルンビー区の公邸で実施され、サンパウロ州内の19日系市長のうち13人が出席し、アセベックス(留学生研修生OB会)、アベウニ(日系学生医療ボランティア団体)、国際青年会議所 ...

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「社会に開かれた日語教育を」=聖南西日本語教師研修会=(下)=学習優先度が徐々に低下=問われる方向性や使命

福澤一興会長の授業の様子

ニッケイ新聞 2014年2月15日 「教師合同研修会」の開催場所はサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市のコロニア・ピニャール。14年ほど前、聖南西地区の日本語学校教師らが、日本語能力をはかるコロニア独自のテストを開発しようと集まったのがきっかけで始まったが、授業についてアイディアを出し合い、情報交換を行うなどするうちに、研修会 ...

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「社会に開かれた日語教育を」=聖南西日本語教師研修会=(上)=松原教授が歴史踏まえ提言=今後のあり方を模索

講義をするモラレス松原礼子教授

ニッケイ新聞 2014年2月14日 継承か、日本文化普及のための日本語教育か―。日系子弟の生徒が減少し、アニメなどから日本語学習をはじめる成人学習者が増加傾向にあるなか、今、コロニアの日本語教師は何を目指しているのか。日本語教師が3日間集まり、教授法から学校運営に関することまで講義を受け、意見交換をすることで研鑽を深める『教師合 ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(7)=中堅層の指導者育成が課題=移民発の日伯補完関係に

講道館有段者会の関根隆範会長

ニッケイ新聞 2014年2月13日 戦前、戦後を通じた日本移民の流入により、日本的な柔道が伝えられ深く社会に根付くに至った現状について、有段者会の会長を務める関根隆範(73、東京)は、「競技面で継続的に結果が出ていて、ある程度の普及にも一段落した今だからこそ、本来の柔道の目的である〃人づくり〃の原点に立ち返る必要がある」と警鐘を ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(6)=10年無給でボランティア=講道館有段者会が果たす役割

35年以上に渡ってミナス州で柔道指導を続ける松雄さん

ニッケイ新聞 2014年2月12日 松尾三久さんの「根性のある、大きな大会で勝つ、とにかく強い選手を育てたかった」という野心のもと始まったプロジェクトだったが、「市は援助金を出してくれるわけでもなく、最初の10年間は無給状態が続いて、妻が日本にデカセギにいかなければ成り立たないような経済状態だった」と当時を振り返る。 継続的な活 ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(5)=社会底辺とがっぷり組み合う=犯罪者予備軍にしつけ指導

渡部希一さん

ニッケイ新聞 2014年2月11日 渡部希一さん(神奈川)=サンパウロ州サルト市在住=は74歳を迎えた現在も、指導者として第一線に立っている。サルト市で行われている無料柔道教室で「防犯柔道」との理念を掲げ、〃犯罪者予備軍〃になり得る貧困層の子弟らを主な指導対象とし、社会の底辺層とがっぷりと組み合う 柔道の始祖、嘉納治五郎の薫陶を ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(4)=世界の柔道エリートを養成=倫理観の醸成通じ人格形成

92年のバルセロナ五輪金メダリストのロジェリオ・サンパイオ

ニッケイ新聞 2014年2月8日 ロス五輪銅メダリストのワルテル・カルモーナ(56)が発起人の1人として、サンパウロ州スポーツ局関係者を通じて1986年に「プロジェット・フトゥーロ」を立ち上げた。彼もまた石井らを中心に行われたサンパウロ市での強化練習の門下生だった。 サンパウロ市のイビラプエラ体育施設を利用し、15~18歳の優秀 ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(3)=講道館や国士舘で修業体験=本物に触れ開眼するブラジル人選手

五輪、世界選手権で通算5個のメダルを獲得し、2005年からは聖市議として活躍するアウレリオ・ミゲル

ニッケイ新聞 2014年2月7日 岡野脩平、石井千秋、小野寺郁夫が中心となって1967年頃から始まったサンパウロ市での強化練習により大きく力を伸ばした選手の筆頭が、ソウル五輪95キロ級金メダリストのアウレリオ・ミゲル(49、現・サンパウロ市議)だ。「スペイン移民でボクシングを嗜んでいた父は、サンパウロで出会った柔道の精神に惚れ込 ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(2)=組織統一して昇段試験を=サンパウロ市を選手育成の中心地に

ミュンヘン五輪で監督を務めた岡野脩平

ニッケイ新聞 2014年2月6日 石井千秋を帰化させたブラジル柔道連盟会長アウグスト・コルデイロの功績は非常に大きかった。とはいえ、帰化しただけで石井のもとにメダルが降ってきたわけではない。 体制面の構築を引っ張ったのがコルデイロであれば、質の高い稽古の場を創出し、代表選手らを含めた競技力の底上げに大きな役割を果たしたのが、まさ ...

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