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ヴァルガス 関連記事

《ブラジル》「奴隷の呪い」と統合労働法

未来を感じさせる胎児と来年の大統領選を重ねあわせた支持者と、ルーラの左手(Foto: Ricardo Stuckert)

未来を感じさせる胎児と来年の大統領選を重ねあわせた支持者と、ルーラの左手(Foto: Ricardo Stuckert)  1943年施行の統合労働法(CLT)は、少し日本の憲法に似ている。歴代大統領が試みてきたにも関わらず、74年間も実現しなかった難事だからだ。軍事政権すらやらなかった。  その間、憲法自体はなんと3回も作り直 ...

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東西南北

 12日のブラジルは、モロ判事の判決が出た直後から、ルーラ元大統領の話題一色となった。南米だと、アルゼンチンではビデラ氏、ペルーではフジモリ氏の前例があるが、ブラジルで元大統領が有罪判決を受けたのはこれが初めてだ。1930年にはワシントン・ルイス氏がジェツリオ・ヴァルガス氏によるクーデターで逮捕されたが、実刑には至らなかった。軍 ...

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《ブラジル》モロ判事がルーラに9年6カ月の実刑判決=グアルジャーの疑惑住宅の件で=書類などの保管の件は免罪に=2審で有罪なら大統領選失格

モロ判事とルーラ氏(Arquivo/Agência Brasil)

モロ判事とルーラ氏(Arquivo/Agência Brasil)  12日、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事がルーラ元大統領に対し、サンパウロ州グアルジャーの高級三層住宅を介した収賄容疑で、9年6カ月の実刑判決を下した。12日付現地紙サイトが報じている。  今回の判決は、サンパウロ州グアルジャーの三層住宅の購入費と改修費、 ...

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《ブラジル》デフレ発生=今月25日開催の通貨政策委で政策金利1%Pダウンが有力

デフレ現象により、今月末も大幅利下げが有力に(参考画像 - Marcos Santos/USP Imagens)

デフレ現象により、今月末も大幅利下げが有力に(参考画像 – Marcos Santos/USP Imagens)  【既報関連】7日にブラジル地理統計院(IBGE)が6月の広範囲消費者物価指数(IPCA・インフレ率)が11年ぶりのデフレとなる、マイナス0・23%だったと発表したことで、市場関係者の中では今月25~26 ...

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ブラジルに再び左傾化傾向=ジウマ罷免後にむしろ強まる

 ジウマ前大統領が罷免され、ラヴァ・ジャット作戦で労働者党(PT)の主だった政治家が逮捕され、ルーラ元大統領に対する告発が増えても、ブラジルではかえって左傾化が進んでいることが調査団体ダッタフォーリャの調べで分かった。  これはダッタフォーリャが6月21~23日に行った調査の結果、明らかになったものだ。 コンテンツの残りを閲覧す ...

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ウバツーバ市議会=日本移民の日を本日採決=「平和の重要さ思いおこす」=アンシェッタ島投獄者を顕彰

アンシェッタ島の監獄博物館

 サンパウロ州北東海岸部ウバツーバ市にある、凶悪犯や政治犯が収容された監獄島「アンシェッタ島」――。ここには、終戦直後の3年間、DOPSに逮捕された臣道連盟幹部や、ご真影の踏み絵を拒否しただけの日本移民を大半とする172人が収容された。坂本メリッサさんらの働きかけにより、9月23日を「日本移民の日」に制定しようとの動きが同市議会 ...

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数学オリンピック世界大会=ブラジル代表の6人決まる=北東部と南東部から3人ずつ

パラナ州で開かれた数学オリンピックでメダルを獲得したサンジョゼ・ドス・ピニャイスのアルトゥール・ジョゼ・サリイさん(Hedeson Alves/SEED)

 7月17~23日にリオデジャネイロ市で開催される第58回数学オリンピック世界大会のブラジル代表が決まった。  13日に発表された代表(敬称略)の内、初出場なのは、ダヴィ・カヴァウカンチ・セナ(レシフェ、16)、ブルーノ・ブラジル・メイニャルト(フォルタレーザ、16)、アンドレ・ユウジ・ヒサツガ(サンパウロ、17)の3人だ。 コ ...

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ビジネスコラム=PwCブラジル=第21回=政権不安定化と経済の軟調さ

テメル政権の不安定感が経済に悪影響(Foto: Beto Barata/PR)

 テメル政権の不安定化は、楽観化しつつあった国民の期待感に激しい動揺を及ぼしています。今年5月にFGV(ゼッツリオ・ヴァルガス財団)によって算出された消費者信頼感指標は、この衝撃的な状況にまだ影響されず、上昇傾向を維持しています。悲観的な指数が現れるのは、6月からと推測されます。 ▼どうなるマーケット  今年と来年度のGDP推定 ...

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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(7)

 紅茶、誰が産業に  育てあげたか(Ⅰ)  前項の前半に記した話からは、レジストロの紅茶=岡本寅蔵というイメージが鮮明に浮かび上がってくる。その産業化は岡本の功によって成った、というイメージである。  実際、一般的には、そう認識されてきた──といってよいであろう。 それに関して、筆者は(おや?)と思う経験をした。現地である住民を ...

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《ブラジル》マリア・バストス社会経済開発銀行総裁辞任=融資引き締めに産業界が反発=連警捜査の打撃も大きく

マリア・シルヴィア・バストス元BNDES総裁、就任から1年ほどで辞任となってしまった。(写真は昨年の就任式の様子 - Lula Marques/Agência PT)

マリア・シルヴィア・バストス元BNDES総裁、就任から1年ほどで辞任となってしまった。(写真は昨年の就任式の様子 – Lula Marques/Agência PT)  社会経済開発銀行(BNDES)総裁のマリア・シルヴィア・バストス氏が26日に辞職したと、27日付現地紙が報じた。  後任には地理統計院(IBGE)の ...

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