ホーム | 日系社会ニュース | 聖市カーニバル=インペリオ三由さん2度目の優勝=「あと10年続けたい」=初出場の日本人も多数出場
優勝決定直後喜びにわく練習場でガッツポーズをする三由さん(本人提供)
優勝決定直後喜びにわく練習場でガッツポーズをする三由さん(本人提供)

聖市カーニバル=インペリオ三由さん2度目の優勝=「あと10年続けたい」=初出場の日本人も多数出場

 聖市カーニバルがアニェンビー会場で5、6の両日行われ、エスペシャル14チームが出場した。9日に優勝チームが発表され、06年以来11年連続で、インペリオ・デ・カーザ・ヴェルジ(以下インペリオ)でメストレ・サーラの重責を担って参加している三由翼さん(35、埼玉)が、2度目の優勝を経験した。他にも日本人や日系人が多数参加。曇天の空模様を吹き飛ばすような熱狂の中、踊りと音楽に没頭し、煌びやかな祭典を堪能した。

 三由さんはカーニバルに合わせて毎年11月頃から終了まで滞在し、練習に参加する。旗を持ち回転しながら踊る女性「ポルタ・バンデイラ」の相手役、メストレ・サーラを務める。これだけの採点項目が設けられるほど、チームを象徴する大事な役割だ。
 05年にインペリオの初優勝を会場客席で見たのをきっかけに参加し、翌06年に連続優勝を果たした。飛び入りの外国人にいきなりメストレ・サーラを任せてくれたチームの期待にこたえて、三由さんは初参加・初優勝の歓喜を味わった。だが再び優勝するまでに10年を費やした。
 パレード直後に「今年は最も満足いく出来」と笑顔を見せていた三由さん。優勝が決まった後も、「長い事優勝できなかったから、実感が湧かない、本当に優勝したのかまだ信じられない。金曜のチャンピオン・パレードで初めて実感すると思う」と語る。
 今後については、「自分は大きく派手な事をして目立つのではなく、継続に重きを置いてやってきた。今年の優勝はコツコツやってきた事へのご褒美。体力の続く限り、あと10年は続けたい」と答えた。
 一日目の出場チーム「ガビオン・ダ・フィエル」で山車の上に乗り、天使の衣装で踊ったオオド・ハケルさん(32、三世)は、涙をこらえながら「この祭りの美しさは言葉にできない。本当に素晴らしい時間が過ごせた」と述懐した。
 蟹の衣装を着て踊った日系人のタテヤマ・ロベルトさん(41)は毎年参加しており、「踊っている時の気持ちを何と言ったらいいか・・・、本当に幸せな空間です」と充実の表情で答える。
 東京のサンバチーム「リベルダージ」所属の熊井佳奈絵さん(44、東京)は、初出場で山車の一番高い場所で踊った。「上から下まで見渡せた。本当に素敵でした」と目を輝かせた。
 初出場の小野由希子さん(36、静岡)と山田恭子さん(32、滋賀)は山車上での踊りを体験。「観客席と一体になれた」「楽器隊が真後ろで、音楽が直接体に響いてきた」と興奮した様子で話す。
 同じく初参加の小井塚悠花さん(20、大阪)は昨年4月から聖市に在住し、パシスタのアーラで参加。「練習ではいつもバテてしまったけど、最後まで踊りきれてよかった」と5カ月間の練習の成果に胸を張った。
 聖市在住の山口宏美さん(43、東京)は、これまでリオやサントスでも出場経験を持つ。今回初めてバテリア(楽器隊)として参加。去年の4月から始まった練習では一回も休まないことを目標に。「今日一日だけでなく、今まで積み重ねてきたことで大きな感動を味わった。いつも顔を合わせてきた仲間は家族のようなもの」と満面の笑顔で答えた。


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 細川多美子さん主催のリオのマンゲイラ・ツアーに、わざわざ日本から参加した若い女性は、フマキラー社の「どこでもベープGO!未来、480時間」を持参。「日本では今行ったら危ないとさんざ脅されました。でも、これのおかげでリオに滞在中、一度も蚊に刺されませんでした」と嬉しそうに報告。電池式で持ち運びができ、小さな扇風機を内臓しており、足首に装着すると体中に蚊がよらず、20日間も持つとか。ブラジルでは当然売っていないが、リオ五輪に参加する選手はもちろん、観戦客の皆さんもこれは必須か。いっそのこと、フマキラーさん、ブラジルに進出したら?
     ◎
 「どこでもベープGO!未来」の問題点は、当地ではそれを足首に装着すると、ジロジロと人から見られること。その日本人女性は「リオのメトロに乗った時、私の回りだけ人がいなくなるんですよ。最初はびっくりしました」という。それもそのはず、ブラジルで囚人が刑務所を出るときに装着する足首式位置情報発信機(tornozelei-ra)にそっくり。引ったくりの子供も怖がって寄ってこないし、独身の若い日本人女性だけに、「悪い虫」除けにも好評?!

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