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《サンパウロ州都電》13号線が遂に開通=サンパウロ市内から、グアルーリョス空港まで直行

上空から撮影したCPTM13号線(Governo do Estado de São Paulo)

上空から撮影したCPTM13号線(Governo do Estado de São Paulo)

 3月30日に、サンパウロ市内とグアルーリョス空港をつなぐパウリスタ都電公社(CPTM)13号線が開通した。3月31日付現地紙が報じている。
 この13号線は、サンパウロ市東部を走る、CPTM12号線のエンジェニェイロ・グラール駅と連結しており、同駅から、CECAP駅、グアルーリョス空港駅までの3駅の線だ。
 これまでは、サンパウロ市から同空港に行くには高額な高速バスか、タツアぺ駅からの路線バスなどを利用しなければならなかったが、13号線ができたことによって、より安価な移動が可能となる。
 現在は週末の10時~15時の限定運行だが、4月30日から通常運転となる。当面はお試し期間のため無料で、7月1日より運賃4レアルがかかる。
 また地下鉄3号線と連結するCPTMブラス駅から空港までの直通線は7月1日より、地下鉄1号線と連結するCPTMルス駅からの直通線は8月1日からの運行となる。共に空港へは35分で到着できる。
 なお、グアルーリョス空港駅は実際の空港ターミナルから1キロ余り離れているが、同駅からは無料の送迎バスが出ている。
 CPTM13号線は、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事が2002年に知事だった時代に建設を宣言。14年のサッカーW杯には完成させる予定だったが、同じサッカーW杯の年とはいえ、4年遅れのロシア大会直前に運行開始となった。

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