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AFLORD=アルジャー花祭りが開始=充実の展示「世界の味」堪能=「オランブラよりキレイね」

開会式で挨拶をする蒔田会長

 「初めて来たけど、オランブラよりこっちの方がキレイね」―モジ市から来場した竹松テルエさん(73、二世)は、色とりどりの季節の花で彩られた展示場でそう頷き、「本当に来てよかったわ」とほほ笑んだ。今年も汎ズットラ花卉生産者協会(AFLORD、蒔田勉会長)の「第28回アルジャー花祭り」が17日に開幕した。

 ここの花祭りの特徴は、何といっても展示が充実していること。来場者の大半を占めるブラジル人は、まっしぐらに展示場に向かい、「Que bonito! Maravihoso!」と感嘆の声を挙げ、次から次へと気に入った花展示の前でスマホをかまえて自撮り写真を撮っていた。来場者の平田マウロ・カズヨシさん(66、三世)もグアルーリョス市からで「何回も来てる。展示が良いから、とても楽しみ」と語った。

品評会には美しい蘭がズラリ

 直売会場では、胡蝶蘭、シンビジューム、デンドロビウム等の蘭や、ベゴニア、紫陽花、シクラメンなどの様々な花卉類や園芸用品を販売。聖市まで車で1時間かからないとあって、客の多くは聖市やグアルーリョス市の中産階級。抱えきれないほど蘭などを買って帰る人もちらほら。
 サンパウロ博物研究会のブースもあり、珍しい食虫植物や健康食なども販売中。各種日本食も楽しめ、舞台では日系歌手や踊り、太鼓などの充実のショーも終日繰り広げられている。
 ヤキソバやうどんなどの日本食のバンカをかまえるアルジャー文協の安武誠元会長(82、熊本県)は「今日は天気に恵まれて、普段よりお客さんの入りが多めだね」とニコニコ顔だった。
 午前10時からの開会式では清流太鼓の一人打ちで始まり、玉田エジソンさんが「昨年来のヒドイ不況に苦しみながら花を作り、3カ月がかりで準備した。ゆっくり見ていって」と開会の挨拶をした。国旗掲揚、国歌斉唱に続き、蒔田会長が「当協会は生産者の小さなグループから始まった。発展を夢みて、未来を信じて、力を合わせてやってきた。その結果、汎ズットラ地域は聖州を代表する花の生産地になった。その粋が展示に込められている」と語りかけた。続いてアルジャー市のジョゼ・ルイス・モンテイロ市長ら来賓が挨拶し、展示場のテープカット、鏡割りが行われた。
 通常3週末で4万人が来場する。新谷幸雄元会長は「食事を作ったり、運営を手伝ったりというボランティアだけで1千人が働いている。AFLORDは38年前に創立し、花祭りは28年前から始まった。最初の頃は大変だったんだ。少しずつ場所を整え、協力者を増やし、設備を改良し、良くして来たから今がある」と頷いた。
 次の週末24、25日、その次の31、9月1日の4日間、アフロード展示会場(Av. PL do Brasil, km 4,5, Fazenda Velha, Aruja)で好評開催中。入場料は30レアル、8歳以下は無料、60歳以上と学生は半額。駐車場は20レ。詳しくはサイト(www.aflord.com.br)を参照。問合せは、同会(11・4655・3006/4227)まで。


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 アルジャー花祭りでは、今回もグローボ局のレポーター、アナンダ・アプルが直前に10分ほどのレポートを朝のニュース番組「ボンジア・ブラジル」で放送してくれ、ブラジル人の来場者が多い。アルジャー文協の安武誠元会長は「ボクがAFLORD会長をやっていた14年前に、最初に呼んだんだ」と振りかえった。このように伯国メディアにしっかりとした手づるを作ることは大事なようだ。

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