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東西南北

 コロナウイルスや原油価格下落による株暴落が世間の話題を独占する中、ボウソナロ大統領が行った発言が、ロイターなどを通じて世界中に打電されている。同大統領は10日、マイアミでの講演会で「コロナウイルスは報じられているほどのものではない」「マスコミが大騒ぎしているだけで、原油価格急落は危機ではない」と語った。もっとも、敬愛するトランプ大統領も「コロナウイルス騒動はフェイクニュース」と発言しているので追随したかったのかも。今回の訪米では軍事協定を結んだ上、二国間自由貿易協定に向けて前進したと報じられているが、思慮のない発言の方がどうしても目だってしまうか。
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 車両のタイヤ故障が相次いで起こったことで、2月29日からサンパウロ市モノレール15号線が運行停止になった。それ以来、まだ再開のめどが立っていない。同線は7日に再開を目指したテスト運行が行われ、9日には「モノレールの建築上の問題ではなく、電車に使用するタイヤの問題」という見解が示されたが、そこからの進展がない。市東部と中央部を結ぶ同線は2018年から路線拡張が進み、市民から喜ばれていただけに早い再開が期待されている。
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 10日に行われたサッカーのリベルタドーレス杯で、パルメイラス、サントスが共に勝利し、グループリーグ2連勝を飾った。特にパルメイラスは、センターフォワードのルイス・アドリアーノが、この試合での同チームの全得点である3点をひとりでたたき出す「ハットトリック」を達成する大活躍ぶりを見せた。

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