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東西南北

 ボウソナロ大統領が24日夜に行った政見放送は、政界や国民のみならず、保健・医療、科学などの分野の専門家からも反感を買い、25日には諸団体が一斉に抗議声明を出した。代表例を挙げると、国家保健審議会、ブラジル感染症学会、ブラジル公衆衛生協会、サンパウロ州医師協会、ブラジル腫瘍外科学会、サンパウロ州地方薬剤師協議会、ブラジル小児科学会、ブラジル科学促進協会、ブラジル集中治療協会、ブラジル・アレルギー免疫協会、サンパウロ州産科婦人科学会など。声明を出した団体のリストはこれの倍以上に上る。専門家の団体からこれほどまでに反対が上がる言動を、果たして多くの国民が信用したくなるものか。これだけでも前代未聞の事態だ。  
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 今回の政見放送に関しては多くの政治家や芸能人からも批判が出ているが、どちからというと大統領支持派が多いとされるサッカー界からも批判が上がっている。サンパウロFCの世界的選手、ダニ・アウヴェスらはツイッターで「大統領、世の中にはこの病気に打ち勝とうとしている人たちがたくさんいるんだ。敬意を払うべきだ」「世の中が止まった今、大切なのは金よりも人々の健康」と力説。強い共感を呼んでいる。  
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 今回のボウソナロ大統領の放送に関して、「トランプ大統領のスピーチの物真似」「仕組んだのは次男カルロス氏と、彼の率いる❝嫌悪部隊❞と呼ばれるネット・チーム」「他の閣僚の意思は無視して行われた」など、その裏側に関した報道もいろいろ行われている。本当に国民のためを思っての行動であって欲しいと願いたいが。

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