ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 10日夕方、リオ市のグローボ本局にナイフを持った男が侵入し、女性レポーター、マリーナ・アラウージョ氏を人質にして威嚇する事件が起きた。男は、同局の看板ニュース番組「ジョルナル・ナシオナル(JN)」女性キャスターのレナタ・ヴァスコンセロス氏に会わせろと要求し、警察の仲介で実際に本人が現れると、武器を捨ててアラウージョ氏を解放し、抵抗することなく逮捕された。レナタ氏はこの日が誕生日だったが、苦い一日となった。JNを巡ってはこのところ、やはりキャスターのウイリアム・ボーネル氏一家の個人情報が漏えいし、コロナウイルスの緊急援助金の不正引き落としに悪用されるなど、被害が続いている。
     ◎
 11日は全国的に聖体祭(コルポス・クリスチ)の祝日だったため、連邦貯蓄銀行(CAIXA)はコロナウイルス対策としての緊急援助金の支払いを行わなかった。ただしサンパウロ市だけは、5月に大型連休「フェリアダン」を導入するために、この休日を前倒して実施していたので、通常の平日だった。サンパウロ市では商店は開いているが、銀行は休みという一風変わった状態。同様の事態はサンパウロ市では11月20日の黒人の日、サンパウロ州では7月9日の護憲革命記念日でも起こる。11日が休業だったことで、12日は250万人への支払いが行われる。
     ◎
 10日には一般商店、11日にはショッピングセンターも再開と、商業活動が戻ってきたサンパウロ市。早速、長蛇の列や交通機関の混雑が起き、「このままで本当に大丈夫なのだろうか」との声も方々から聞こえてくる。商業活動再開がコロナの感染拡大に悪影響を与えるかは2~3週間後にわかる。幸運を祈りたい。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《サンパウロ市市長選》テレビ討論会相次ぎ中止に=ルッソマノ候補に有利な展開に2020年10月8日 《サンパウロ市市長選》テレビ討論会相次ぎ中止に=ルッソマノ候補に有利な展開に  サンパウロ市市長選に伴う恒例のテレビ候補者討論会が続々にキャンセルされており、支持率1位のセルソ・ルッソマノ候補(共和者・RP)以外の候補者を苛立たせていると、7日付現地紙が報じている。  討論会のキャンセルは、9月28日にSBT局がコロナ禍を理由にキャンセルと発表 […]
  • 《ブラジル》コロナ感染者続発でサッカー試合中止?=裁判所の判断で試合は実現も2020年9月30日 《ブラジル》コロナ感染者続発でサッカー試合中止?=裁判所の判断で試合は実現も  新型コロナウイルスの感染拡大のペースが落ちてきた事で試合が再開されたサッカー。だが、選手やスタッフが感染した場合は、陣容が整わないとか、濃厚接触によって感染が拡大するのを避けるために試合を中止して欲しいといった、やり取りが起こりかねない。  その一例が、27日の午後 […]
  • 《記者コラム》集団免疫に近づいたサンパウロ、リオ、マナウス2020年9月1日 《記者コラム》集団免疫に近づいたサンパウロ、リオ、マナウス  8月22日、「世界の幾つかの都市では集団免疫になった可能性がある」というニュースが急に流れた。それまでは学術系サイトでしか散見されなかった内容が、20日を区切りに一般メディアでも表れた。  例えばグローボ系列のリオ地方紙「エストラ」サイト22日付≪新型コロナウイルス […]
  • 東西南北2020年8月26日 東西南北  25日午前、ツイッター上では「マジュ・メンチローザ」のハッシュタグが大量に上がった。それは、グローボ局の昼ニュース「ジョルナル・オージ」で「ブラジルで11万7千人が亡くなっているときにボルソナロ大統領は『コロナに勝ったブラジル』というイベントに参加していた」と報じたことをボル […]
  • ≪ブラジル≫ケイロス容疑者、再び刑務所収監に=自宅軟禁を高等裁が却下2020年8月15日 ≪ブラジル≫ケイロス容疑者、再び刑務所収監に=自宅軟禁を高等裁が却下  高等裁判所は13日、自宅軟禁処分となっていたファブリシオ・ケイロス容疑者に対し、刑務所での刑執行に戻るよう命令を下した。14日付現地紙が報じている。  ケイロス氏は、大統領長男のフラヴィオ上議がリオ州議の時代、幽霊職員の給与をキックバックさせていた「ラシャジーニャ疑 […]