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東西南北

 13日に行われたリベルタドーレス杯準決勝第2試合で、サントスは本拠地の利をいかんなく発揮し、アルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオルズに3―0で圧勝。第1試合が引き分けだったため、これで決勝に進出することが決まった。ボカはチームの功労者で昨年11月に急死したばかりのマラドーナに優勝を捧げることを願っていたが、叶わなかった。サントスは、ネイマールが在籍した2011年以来、9大会ぶりの決勝進出となる。優勝すれば、やはり9大会ぶりとなる。決勝の相手はパルメイラスなので、サンパウロ州のサッカー・ファンは盛り上がること必至だろう。決勝戦の会場はリオ市のマラカナン・スタジアムで、1月30日の1試合のみの決戦となる。
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 10日にサントス海岸部で起きた交通事故が話題を呼んでいる。それは、走行中の車が路肩にあったプラスチック製のがれき入れ(カサンバ)に接触してコントロールを失い、道路の反対側にあるコンクリート製の側壁に座って休んでいた72歳の女性と20歳と12歳の孫、2歳のひ孫に向かって暴走。車に直撃された女性とひ孫は車とともに、道路脇を流れている用水路に落ちた。この模様を映した防犯カメラの映像はテレビなどで公開され、強い波紋を投げかけている。4人の内、20歳の孫はその日のうちに退院したが、残り3人はまだ入院中。無事を祈りたいところだ。
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 大サンパウロ市圏では13日もまとまった雨が降った。カンタレイラ水系ではこの日に21・5ミリの雨を記録。今月の降水量は100ミリを超え、水位も39・5%まで回復した。予報だと、向こう1週間は毎日、降水確率が70%以上の日が続くとか。水不足は避けられそうだが、洪水や倒木の被害が最小限にとどまることを願いたい。

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