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《ブラジル》サッカー連盟「試合予定通り実施」と断言=コロナ禍が過去最悪の中

9日のサッカーのリベルタドーレス杯。サントスがデポルティーヴォ・ララ(ベネズエラ)戦に2―1で勝利した試合の様子(Ivan Storti/Santos FC)

 ブラジル・サッカー連盟(CBF)は10日、コロナ禍が激化する中においても、「今年のスケジュールを予定通り実施する」意思を表明し、中断を行わないことを宣言した。10日付現地サイトが報じている。
 コロナ禍は全国的に悪化しており、9日には過去最高の1954人が24時間以内に亡くなったと報じられた。それを受け、サンパウロ州がサッカーのサンパウロ州選手権の中断を検討するなど、今後の開催を危ぶむ声が高まっていた。
 しかし、CBFは10日、ユーチューブの専用アカウントで記者会見を公開。そこで今後をどうするかを発表した。

 CBFはそこで、試合に際しての衛生上、医療上の注意事項をより強化することを宣言。「選手だけでなくグラウンドに立つすべての関係者に試合前後の72時間にPCR検査を行うことを義務付ける」などとしたが、「試合は中断せず、予定通り日程を消化する」とした。
 CBF側は昨年8月以降、20の選手権を開催。367チームで全2423試合を消化した。選手への述べ1万3237回を含む、8万952回のPCR検査を行った結果、「全体の2・2%しか陽性反応が出なかった」し、検査を受けずに試合に出た選手はいないとして、安全性を強調した。
 現在は各州で、州選手権が開催されている。

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