特別寄稿
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見直される靴を脱ぐ日本の習慣=問い直されるあいさつの抱擁=聖市在住 佐藤フランシスコ紀行
世界保健機関(WHO)の3月29日データによると、イタリアの新型コロナウイルスの感染者数9万2472件、死亡者数1万23人、米国の10万3321件、死亡者数1668人と比較すると、日本の1693人、
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デカセギ定住化30周年=多文化共生時代を生きる日系経営者=(1)
仕事と同胞ボランティアに全力=経営者目指し19歳で訪日=37歳で夢の電設会社を創業=友電設(ゆうでんせつ 本社・神奈川県横浜市)川崎俊広社長 13年後のいま、社員100人超で全国規模の事業を展開=社員
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汎米のコロナ対策会議に出席して=保健大臣出席、日本の対応評価=在ブラジル大使館 参事官兼医務官 ICD 岡本洋幸、国立国際医療研究センター 総合感染症科長 大曲貴夫
カーニバル直前、ブラジリアの日本国大使館の岡本洋幸医務官らが連名で「来週から始まるカーニバルには大量の外国人観光客が押し寄せる。それに混ざって感染者がやってくる可能性が指摘されている。しかもブラジル
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サンパウロ州に外出禁止令=急速に広がるコロナウイルス 駒形 秀雄
昨年末、中国武漢市で始まった新型コロナウイルス病は2月~3月中にイタリアを始めとするヨーロッパを席捲し、今月からはここブラジルでも急速に拡大の様相を見せています。 これに対し連邦政府、特にボルソナ
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疫病終息までの過ごし方、心構え=老人特有の病の対処法とは=聖市ビラ・カロン在住 毛利律子
とうとうサンパウロも、コロナウィルスによる死者が出た。不要不急な用事以外は、特に高齢者は外出禁止とということである。 平穏無事な時は、「きょうよう」「きょういく」のすすめ 私は、サンパウロ市で所属
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心田を開発するアマゾン森林農法=フィリピン農業に貢献した日本人=神奈川県在住 松田パウロ(林業技師)=(5)
少食知多の時代へ ラテン社会では、東洋の仏教思想である『小欲知足』は通じない。 強欲な支配者との対立が深まる社会で、個人の欲を制限することは弾圧と受け取られやすい。 万人が理解できるご利益(りや
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心田を開発するアマゾン森林農法=フィリピン農業に貢献した日本人=神奈川県在住 松田パウロ(林業技師)=(4)
カカオの楽園アマゾニア 戦前の高拓生は、教養の高い若者ゆえに、すぐれた発酵食品に巡り会い、アマゾニアの風物を楽しんできた形跡がある。アマゾニアは1960年代に入り、南伯から押し寄せるブドウ酢に圧倒さ
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心田を開発するアマゾン森林農法=フィリピン農業に貢献した日本人=神奈川県在住 松田パウロ(林業技師)=(3)
椰子酒で乾杯 太平洋戦争直後、ビザヤの島々に進駐したアメリカの海兵たちは、島の男が全く働かないことに驚いたと言う。朝から椰子酒を呑み、まどろんでいるからだ。 その椰子酒は「チュバ」と呼ぶ。適時ココ
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心田を開発するアマゾン森林農法=フィリピン農業に貢献した日本人=神奈川県在住 松田パウロ(林業技師)=(2)
お米の神様 太平洋戦争時、ルソン島山岳地帯の激戦地バギオは、今なお山岳信仰の玄関であり、精霊たちの 棲み家へと私たちを、いざなう。ベンゲット・マツは、清浄が空気を生み出しているのだ。 イフガオ族の
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心田を開発するアマゾン森林農法=フィリピン農業に貢献した日本人=神奈川県在住 松田パウロ(林業技師)=(1)
南洋から南米へ――海外雄飛する日本人の勤労の美徳は、進化を続けている。 モーレツな奥地前進主義に挫折し、勤勉の限界を知る時、余暇の有効活用の重要性に目覚める。 熱帯圏では、機械も人間も消耗が激し