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樹海

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 参議院議員の選挙が近づき在外公館は準備で大変らしい。殊にサンパウロ総領事館の動きは猫の手も借りたいほどの忙しさだと巷の雀たちの噂は姦しい。言うまでもなくこの選挙から「在外公館投票」が実施されることになった。管内に一万人を越す有権者がいるのだからサンパウロ総領事館の担当者らが多忙なのはよくわかる。それに―選挙の実務の経験はないだ ...

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  「三菱」は日本を代表する企業であり、世界に知られた名門である。幕末に土佐藩の郷士の家に生まれた岩崎弥太郎は豪胆さと商才に富み大隈重信などを後ろ盾にして一代で財閥を形成した実業人であり「三菱」の創業者である。甥の久弥はカンピーナスに東山農場を経営し戦後初代の駐伯大使を務めた君塚愼氏や山本喜誉司氏らを世に送り出した▼戦後には混血 ...

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  きのう九日は皇太子さまご夫妻の十一回目のご成婚記念日なのだが、雅子さまの明るい笑顔は見られなかった。転地療養をされたりもしているのだが、結果は必ずしもよくはないようだ。ご病気の原因もはっきりとしないけれども、宮内庁との軋轢のようなものがあるらしい。先月、訪欧を前にした皇太子さまが記者会見で「(雅子さまの)キャリアや人格を否定 ...

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コラム    北海道の小樽のある会社は、このほどぶどう栽培農家の名前を商品名にしたワインを発売した。野菜やコメでは生産者名をいれた商品が増えているという。名前を出すことは、製造業者なり生産者が商品に責任を持ち、消費者に安心感をあたえる、といった利点がある▼サンパウロ市内のフェイラ・リブレの野菜と、東洋街の食品スーパーのそれを比較 ...

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コラム    東西の冷戦を象徴する「ベルリンの壁」が崩壊したときには世界中が驚き「まさか―」とびっくり仰天したものである。東ベルリンの市民らがブランデンベルグ門の壁を壊し西独に殺到したのは一九八九年十一月九日であり―この暴動がソ連邦の解体と東欧の崩壊に通じると予測した人々は少なかったのではあるまいか。この政治劇を成し遂げたのがレ ...

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  先立って「ピンガ学」について愚論を書き連らねました。ところが敵は我が編集局の若い同僚から挙がり「ピンガ論」を叩きこまれました。改めてですが「学」ではありませんと遯生は理解しております。その指摘はミナス州産の「アニジオ・サンチアゴ」を知らないのか―の詰問の如き口調でありました。昔の名前は「ハバナ」だそうで知る人々には銘酒の誉れ ...

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 デカセギ二世の実態を知る二世が、日本におけるデカセギの行動・思考の仕方を語ると、どのようになるか――さきごろ、ロンドリーナで同地沖縄県人会主催の出稼ぎ問題をテーマとするシンポジウムが開催され、ニウトン・ソノキさんが、統計からみた現状を発表した。この人はペトロブラスのコンサルタントだそうだ。以下は発表の要旨▼ブラジル人の日本にお ...

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コラム    近頃の日本では「継母(父)による継子殺しといじめ」が多い。専門家を称する人々が多くのコメントを発表するけれども、動物学を研究する竹内久美子氏の「動物行動学」からの見方が説得力に富む。鳥は子育て中であっても、相手が死んだりしていなくなると、新しいオスやメスがやってくる。が、子にエサはやらない。そして餓死させてしまい新 ...

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  「わたし観る人、聴く人」より「わたし〃やる〃人」のほうが圧倒的に多い感じのコロニアの女性たち。さきのNHKドラマ「ハルとナツ―届かなかった手紙」のエキストラ(その他大勢)募集の際も、このことが具体的にいかんなく示された。ドラマ出演となれば、やる人は限られるからいたし方ないが、応募ではずれた人も、しなかった人もドラマがつくられ ...

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 イラクの混迷は続く。フリ―記者の橋田信介さんと小川功太郎さんが、サマワからバグダットに帰る途中に車を襲撃され死亡したの事件は痛ましい。犠牲となった二人はベテランでありルポを新聞などに発表しているし現地の危険さはよく知っていたはずなのに銃撃されたのは悲劇としか申しようがない。犯人像は今のところ不明ながら「反米」を掲げる派であるの ...

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