ホーム | コラム | オーリャ! (ページ 21)

オーリャ!

オーリャ!

 オーリャ子の故郷は熊本で、被災した故郷の様子がどんどん入ってくる。中でも、同級生が数年前に新築したばかりの自宅が、今回の巨大地震で傾いてしまったと聞いたときは、本当に驚いた。日本で家を建てることは、男子一生の大事業だ。彼は今、放心状態に陥っているという。 震災が厄介なのは物質的被害だけでなく、精神面にも傷を負うことだ。現在の熊 ...

続きを読む »

大統領が代わったら…?

 17日夜、連邦下院がジウマ大統領の罷免審議継続を決めた。街頭デモが下火になっていった昨年後半を思えば、3・13デモ、強引なルーラ官房長官就任、密談盗聴テープ暴露、連立与党が続々と連立離脱――と3月からの急転直下は目を疑うほどだ。 罷免の話題で持ちきりの中、ブラジル人の友人に「大統領が代わったら、次の大統領には誰がなるの?」と意 ...

続きを読む »

オーリャ!

 「治安が悪すぎて着物が着られない」――渡伯時に数十枚の着物を持ってきたコラム子の妻の悩みだ。当地では強盗に狙われそうで危険。ジウマ政権で経済が悪化した昨今はなおさらだ。女性が安全に着物を楽しめる場所はないものだろうか。 例えば、日系イベントに着物で行けば入場料が半額になったり、着物試着会、着物美人コンテストを行なえば、その催し ...

続きを読む »

オーリャ!

 先月、80代で一世の知人女性が他界した。出身地の県人会活動に頻繁に顔を出し、最近まで元気だったので驚いた。原因は皮肉にも、熱心に参加していた日系行事だったので尚更だ。 ある日系イベントに訪れた後、風邪を引きそのまま帰らぬ人となった。会場のエアコンによる冷えと、空気に混じったホコリや細菌が悪化の原因と診断されたようだ。 コロニア ...

続きを読む »

いっそペレに五輪の開会宣言を任せよう

ここはペレに任せるしかないのでは…(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)

 大統領罷免を巡る攻防は最終段階に入ったようだ。下院採択に向けて、誰が態度を固めた、彼に篭絡の手が回っているなどのニュースが飛び交っている。国民も政治家もそれどこではないのは承知の上だが、五輪開幕まであと100日強、開会式での開会宣言を誰がやるのかが気にかかる。 国家元首がやるのが常だが、今の政治家の面々からは「せめて、ブーイン ...

続きを読む »

オーリャ!

 単純な作りの南京錠の鍵をコピーしようと、三つの鍵屋を試した。ところが全部が失敗作だった。「日本ではありえない」と編集部で文句を行ったら、「そんなことはさすがのブラジルでも珍しい」と反論された。 先日のこと、テレビ・電話・インターネットの契約を電気屋に頼んだ。案の定、予定の時間に来ない。問い合わせると「翌朝8時に行く」と言うので ...

続きを読む »

構成員拡大で人材確保を

 個人的に「県連の構成枠を増やしても良いのでは」と思っている。というのも、日本祭り運営責任者の市川利雄さん(富山)が「後継者を育てるため、そろそろ県人会長をやめるかも」とこぼしたからだ。 現在、県連は47県人会長で構成される。市川さんのように、日本祭りのノウハウを知る優秀な人材が、急に会と無関係になるのはもったいない。元県人会長 ...

続きを読む »

凧揚げが好きなブラジル人

 先日、友人に「面白いもの見せてあげる」と連れて行ってもらった。そこはサッカーコート2面は入ろうかという空き地で、無数の人々が凧揚げに興じていた。ブラジルでは空き地があると凧揚げに興じる人々を見かける。 遊び方も独特で、糸を引っ掛け「相手の糸を切ったら勝ち」の勝負をしていた。糸の切れた凧を追いかけるのが〃第2ラウンド〃、竿に引っ ...

続きを読む »

オーリャ!

 先日引越しをしたところ、先住者から洗礼を受けた。テーブルに置いたお菓子に、蟻が山のようにたかっていたのだ。進入路を塞ぎたいが、台所にもトイレにもどこからか現れ、打つ手が無い。 虫に悩まされるのはコラム子だけではない。下宿で白蟻(クッピン)にたかられながら寝たという研修生や、正体不明のダニに首や手を総攻撃され、無数の赤い斑点をつ ...

続きを読む »

オーリャ!

 「最近の日系社会にはリーダーがいない」。取材現場でそんな言葉をよく耳にする。リーダーの資質とは何かと尋ねると、「カネを集められる人物」だという。 そんな折、月末の県連会長選に川合昭さん(秋田)を推す声が。会館改修に母県から、2千万円以上の助成を得た実績が理由の一つ。最悪の不況の中、県連は今年の日本祭りのスポンサー集めに苦戦して ...

続きを読む »