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オーリャ!

大揺れブラジル政治

 歴史に残る「16・3・13デモ」から10日余り、その後の展開の速さに翻訳班はついていくのが精一杯の日々が続いている。 〃奥の手〃ルーラ氏入閣から、それを阻止すべくモーロ判事による盗聴記録公開、アンチとシンパが交互に行うデモに、最高裁判事によるルーラ氏官房長官就任への〃待った〃とめまぐるしい。「締め切り直前に大きな動きは起こって ...

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オーリャ!

 雷雨の日、住居のシャワーが壊れた。シャワーを浴びられず残念がっていたら、地元の二世が「雷が鳴っている時は浴びない方がいい。感電死した人がいる」と言うので、耳を疑った。電流が集中してしまうのが原因だというが、日本では考えられないことだ。 シャワー以外にも、紙が流せないトイレや雨ですぐに水が溜まる道路など、日本には見られない不便さ ...

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冷静に金メダル狙う知花選手

 日本式の教育を受けて日系人としての自尊心を持つ子弟は、まじめでおとなしく、慎重な人柄であることが多い。複数の日系スポーツ選手の取材を通して、彼らもまったく同様であることに驚いた。 日本のプロ野球界に入るとか者、五輪に出て世界と戦う者――。勝負の世界にいるはずなのに、謙虚な彼らは勇まず身の丈にあった目標を口にする。 だから余計に ...

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ジカ熱×バファリン=危険!

 ジカ熱にかかったらバファリンの服用は厳禁―!? 先日、医者からそんな話を聞いて、今後の来伯邦人が心配になった。 バファリンとは日本の代表的な頭痛薬で、必ず一家に一箱あるほどの代物。最近の弊紙研修生も日本から持ってくるようで、万能薬といった印象だ。 アスピリンという成分が駄目で、発疹や出血などの副作用が出るという。体調不良になっ ...

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皇室ご来伯を期待するアルバレス・マッシャード

 「110周年皇室の来伯実現へ動き出している」―昨日付で報じたノロエステ連合の安永信一新会長は力強く話した。ノロエステ線以外にも期待される地域がある。 6日の総会を前に、別件の取材で奥ソロのアルバレス・マッシャード日本人会の催しで会員と話す機会があった。笠戸丸到着から10年後の18年ブレジョン植民地として開拓が始まっている。 日 ...

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日系社会から芸能界デビュー

 催し物でカラオケが行なわれると、毎回とても上手い歌手が現れ、日系社会のレベルの高さに驚かされる。『日伯・歌と踊りの祭典』では酒井エドモンドさん、早藤アレッシャンドレさん、池田フェリッペさんらがそうだった。 エドアルドが、こういう優れた歌手たちとともにノドを磨いてきたことがよく分かった。これまで難関だった日本での芸能活動。彼の背 ...

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見事写真は撮れたけど

 ブラジルは臨機応変が大事!?――先日、リオ市内のカフェでサンバダンサーをする日本人女性を取材したが、やはり本番の格好を撮影しないと雰囲気がでない。 気軽に「じゃ、写真はパレード開始前に待機所で」と約束をしたものの、ゲート前で警備員に厳しく詰問され「関係者以外は立ち入り禁止」と断られた。しかしブラジルには「ダメといわれてからが工 ...

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ブラジル人の公共心やいかに

 通勤途中にあるガソリンスタンドが閉店したら、わずか数日で不法駐車とホームレスが雑草のようにはびこり出した。このままだと店は廃墟同然になり、周囲の治安まで悪化しそうだ。 閉店したとはいえ、他人の土地に勝手に車を停める感覚に驚く。ブラジルでは「自分がやりたいこと」を主張するのが常識で、日本に比べて相手の迷惑を考える感覚が薄いように ...

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ジカ熱対策は女子ラグビーに学べ

 ジカ熱の恐怖は当地よりも、日本で大きく報道されている印象だ。日本の友人、家族からは「ジカは大丈夫?」「もう帰ってきたら?」とまで言われる始末。 先週来聖した女子ラグビー日本代表チームの冨田選手に話を聞くと、「凄く危険なイメージを持ってきたが、当地の人が半袖で普通に暮らしているのでビックリした」とか。選手らも、こまめに虫除けスプ ...

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仏教法話の録画

 サンパウロ市の西本願寺では毎朝7時から読経・法話が行われ、熱心な信者が通っている。遠隔地に住む人のことを考え、土曜日の日本語法話を録画してネット上(www.youtube.com/user/yukoyuko18gan)に投稿し、誰でも、いつでも見られるようにしている。コラム子自身も僧侶であり、「仏教広まれ!」の思いからだ。 半 ...

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