5月5日(木) 亜国政府がブラジルの外交政策に不快感を表明したことでアモリン外相は三日、懐柔策を検討するとG20連絡会議が行われたパリで語った。政府は亜産原油や小麦粉の輸入を増やし、社会経済開発銀行(BNDES)からの投資を増額して両国関係の改善を図る意向だ。時間が過ぎれば消える煙とした二日の強腰姿勢とは、打って変わった発言と ...
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コラム オーリャ!
どちらも本当に難しい決断だった、と思う。 フォーリャ紙やエスタード紙に名前入りで記事を出し、お膝元のサンパウロ市議会でも多くのブラジル人名士や教え子を前に鼻高々に紹介したレオポルジーナ案を中止した上原幸啓文協会長の判断。そして、第一回投票で勝ち、弁護士から「間違いなく勝てる」と言われていた裁判を取り下げた谷氏のそれの両方だ。 ...
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失踪宣告―字面(字の並び具合から受ける感じ)は随分冷たい。移民は、この宣告を受けやすい。家族としょっちゅう文通があって、しかも家族に愛されていれば、無縁だが……▼さきごろ、神戸家庭裁判所から兵庫県人会に人捜しの依頼がきた。もし、その人の所在、生死が七年間分からなければ、利害関係者が家裁に請求し、家裁が失踪宣告できるのだという▼ ...
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5月4日(水) 新たに就任した米通商代表部のロバート・ポートマン代表は、パリでアモリン外相とドーハ・ラウンドや米州自由貿易圏(FTAA)についてざっくばらんに会談を行い、暗礁に乗り上げていたFTAA交渉は再開の見通しとなった。アモリン・ポートマン会談はFTAAの準備会議であり、農産物問題が中心議題になることには変わりがない。こ ...
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ちょっと高いなぁ。最近日本でも展覧が相次いだブラジル人写真家ミゲル・リオ・ブランコの作品。先週末サンパウロ市であった美術の国際見本市で値段を聞いてみたら、四千二百「ドル」と言われた。 写真は複製可能なメディア。もっと安くてもいいのに。と思ったが、上には上がある。先日パリのオークションでロベール・ドアノーの「市庁舎前のキス」が ...
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やれ委任状だの裁判所への提訴と大騒ぎだった文協の会長選びも、最有力候補である谷広海氏が、土壇場になって出馬辞退を宣言。久しぶりの大騒動にコロニアはやきもきしたけれども終わって見れば何ともあっけない三流芝居の幕切れを思わせる。が、決戦投票にまで持ち込んだ今回の選挙戦が無意味であったわけではない。騒ぎの原因は、百周年祭にとてつもな ...
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5月3日(火) 二大労組主催のサンパウロ市メーデー大会は、有名歌手の出演もあり百九十万人が参加した。サンタナ区で開催された労組フォルサ・シンジカルの大会には百二十万人、パウリスタ大通りで開催された統一労組(CUT)の大会には七十万人が繰り出した。CUTの大統領再選に向けたキャンペーンに引き換え、シンジカルは最低賃金の倍増公約不 ...
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4月30日(土) 二十八日に開かれたサンパウロ市議会では与野党の市議らが揉み合いとなり、議場は混乱した。野党PTの主な目的は市職員の年金規定変更の阻止で、委員長の態度にいらだったアントニオ市議(PT)が詰め寄る途中、シウヴァーノ市議(PSDB)とつかみ合いになり、上着まで破れるケンカとなった。同市議会では八十七日間、条例案の表 ...
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何年かぶりにエスペランサ婦人会慈善バザーの食堂に入った人の感想。うどんを文協ビル貴賓室のテーブルで食べ、寿司(太巻き、細巻き、稲荷のセット)は持ち帰った。細巻きについては、ワサビが利き、街の食料品店のよりも美味しかった、とホメあげた。 賞味は、個人差があり、一概にはいえない。何年ぶりかに食べてみて、格段の進歩があったので、「 ...
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先の26日、小泉政権が5年目に入った。来年の9月まで継続すれば佐藤栄作、吉田茂両政権に次ぐ長期政権になる。先輩になる森喜朗前首相からは「ひょっとすると、もう1年のボーナスがあるかも」と語っているけれども、それほどに政界も甘くはあるまい。福岡と宮城の衆院補選では盟友の山崎拓氏が返り咲いたし、宮城も新人の秋葉賢也氏が民主党の候補を ...
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