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《ブラジル》孫悟空の輪っかと電子足輪

GPS電子足輪(FOTO: AKIRA ONUMA/ASCOM SUSIPE)

 数年前、カーニバル観光に来た若い日本人女性から「リオの地下鉄で足首に携帯蚊取り線香を付けていたら、満員なのに私の周りだけガラガラ。どうやら蚊取り線香を電子足環と勘違いしたみたいなんです」と聞いて大笑いした。  実物を見せてもらうと、たしかにソックリ。おもわず「〃悪い虫〃が寄ってこなくて良かったね」と冗談を言うと、「ちょっとぐら ...

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《ブラジル》テメルが恐れる本当の敵は誰か?

ニュートン・カルドーゾ・ジュニオル下議のことを報じるエスタード紙7月19日付電子版

ニュートン・カルドーゾ・ジュニオル下議のことを報じるエスタード紙7月19日付電子版  テレビをつけたらニュースで、見慣れない連邦下議が「Nos fizemos alteracoes que eu posso chamar de cosmeticas, no ambito do relatorio, aquilo que nao ...

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戦禍を再び繰り返さないために

 15日が終戦記念日という事もあって、NHKが流していた第2次世界大戦(太平洋戦争)関連の番組の一部を見た▼日本軍が中国人や満州人を細菌感染の実験台にし、相当数が死んだ事や、空軍独立を願う米国将校が空爆だけで日本を降伏させれば空軍独立が叶うと考え、地方都市も爆撃、原爆投下に至った事を知り、背筋が凍った。インパール作戦は一部将校の ...

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《ブラジル》日本と日系社会との絆を深める画期的な提言

外務省サイトの「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」ページ

 この報告書は、日本と関係のある全てのブラジル在住者が読む価値のある内容ではないか。5月に日本外務省に提出された「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」(堀坂浩太郎座長)報告書のことだ。  ここで提示された指針が、日本と日系社会との今後10年、20年を決めると言っても良い。日本外務省の許可のもと、本紙6面で今週から全文掲載 ...

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アマゾン雄飛したかった田中角栄

パウリスタ新聞1981年元旦号

 庶民派首相・田中角栄は死んでなお人気が高く、今も彼に関する本が続々と出されている。そんな一冊、5月に発売された『田中角栄 最後のインタビュー』(佐藤修、文春新書)の出だしに引き込まれた。 《私が田中角栄に初めて会ったのは、一九八〇(昭和五十五)年十二月十六日、ブラジル・サンパウロの「南米通信」の東京支局長としてインタビューした ...

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家事労働は女性の仕事?

 ひょんな事で、ブラジルでの労働時間の性差について振り返る機会を得た。この場合の「労働」には家事も含むが、昨年発表された14年の統計では、報酬付の仕事に費やす時間は、男性が週51・6時間、女性は56・4時間で、女性の方が5時間長かったが、給与は男性の75%。家事労働は、男性9・8時間、女性20・6時間で倍以上だった▼家電製品普及 ...

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本当は誰がアメリカ大陸を発見したのか?

クリストファー・コロンブス(Ridolfo del Ghirlandaio [Public domain], via Wikimedia Commons)

 BBCポルトガル語版7月29日付で《コロンブス到着の500年前に設営された、アメリカ大陸最初の欧州系入植地》という記事を興味深く読んだ。ヴァイキングのレイフ・エリクソンが今から約1千年前に現在のカナダ・ニューファンドランド島に90人の男女を連れて上陸し、10年間ほどだが入植地を維持したと2冊の伝承書に記録が残っているという。野 ...

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《ブラジル》保身で力を使い尽くし、使命から遠ざかるテメル大統領

テメル大統領(Foto: Beto Barata/PR)

テメル大統領(Foto: Beto Barata/PR)  テメル大統領告発を最高裁に送って審理継続させるかを決める投票が2日、下院本会議で行なわれ、お蔵入りに決まった。  誰も驚かない。  この結果を得るために、テメルは短期間に下議に約20億レアルの公費を大盤振る舞いし、役職をばら撒いて抱き込んでいたからだ。 このコンテンツを ...

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背中の痛みで垣間見た医者のストレス

 日~月曜に強烈な右側の背面痛に悩まされた。これまでも経験した痛みなので様子見を決め込もうとしたが、1人暮らしをやめて帰ってきた長女が付き添うというので、病院へ行った▼保健プランに入っていないので公立病院に行く。今回は患者が少なくてラッキーと思ったのに、長女は予備診察から診察票作成、受診までが長いと不満顔。おまけに、診察した医者 ...

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自殺する勇気があるなら一度、日本を出てみたら?

アマゾン河中流サンタレーン、まるで海岸のような砂浜で遊ぶ子供たち(FOTO: SIDNEY OLIVEIRA/AG. PARA)

 残業月200時間を超える過重労働に耐えきれず、今年3月に自殺した建設会社の男性社員のことが、日本で先日報じられたのを読んで驚いた。残業だけで200時間なら、月25日間働いたとして残業だけ毎日8時間だ。なんと一日16時間労働…、ブラジルなら「奴隷労働」と訴えられる。  25日付共同通信には、《(日本の)年間の自殺者は、16年は2 ...

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