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樹海

「樹海」拡大版=何が〃救世主〃ボウソナロを生んだのか?=国民が持つ既成大政党に対する絶望感、PT政権復活への恐怖、大不況による経済的切迫感

ボウソナロ連邦下議(当時、Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

ボウソナロ連邦下議(当時、Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)  「絶望感から来る救世主願望」――ボウソナロ(PSL)が大統領選の一次投票で46%を獲得、ダントツ1位になった勝因を一言で表せば、そうなるのではないか。これは「既成大政党への絶望感」「相互嫌悪の連鎖」「PT復権への恐怖」「長引く ...

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〝女性の権利〟を叫ぶことがPT支持なのか?

1日のロザンジェラ氏のインスタグラム

1日のロザンジェラ氏のインスタグラム  9月最後の週末の動向で、大統領選が極右候補のジャイール・ボウソナロ氏に大いに有利に働いた。追う労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏には悪いことが重なり、肝心の支持率は停滞し、逆に拒絶率は45%を誇るボウソナロ氏に一気に近づいた▼ただ、ハダジ氏が今回不利になった要因のひとつとしてあげられ ...

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幼い時に受けた性的虐待は次世代にも影響?

 幼い頃受けた性的虐待の影響は心や体の傷となり、一生残ると何度も聞いて来たが、カナダと米国の大学による研究で、その傷は遺伝子にも残り、次世代にも伝わる事が判明と3日付エスタード紙が報じた▼その記事を見、長女が昔、「幼少時に肺炎を患うと成長後も肺炎を患う確率が高いから注意するように」と知り合いから言われた事を思い出した。コラム子も ...

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「樹海」拡大版=大統領選の候補陣営を隔てる〃バカの壁〃

ボウソナロ大統領候補(foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」――ベストセラー『バカの壁』(2003年、養老孟司著、新潮社)には、そう書かれている。帯には「『話せば分かる』なんて大ウソ!」、広告には「バカの壁は誰にでもある」という著者の言葉も。  人には「知っている」という強い思い込みがあ ...

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得意の「間際の奇跡」は今回も起こるのか?

26日のアウキミン氏(Ciete Silverio)

26日のアウキミン氏(Ciete Silverio)  10月7日に一次投票が迫った大統領選は、極右候補ジャイール・ボウソナロ氏(社会自由党・PSL)と政権奪還を目指す労働者党(PT)のフェルナンド・ハダジ氏の、左右両極対決で決選投票になるだろう、という見方が強くなってきている。たしかに、ここ最近報道される世論調査の結果から判断 ...

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今も根強い男性至上主義

 26日付2面に25歳のブラジル人男性から暴行を受けた米国在住で22歳のブラジル人女性の話が載っている。男性が全て暴力的な訳ではなく、報道されるのは問題のある例ばかりと知ってはいるが、25日付G1サイトの記事では、男性至上主義に取り付かれた人の怖さを改めて感じた▼酒を飲んだ加害者は行動が荒々しくなり、「携帯電話をよこせ」と命じた ...

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大統領選を左右するか「戦略投票」

アウキミンが「どっちを選んでもベネズエラ化」キャンペーンを展開する動画を報じるオ・グローボサイト記事

アウキミンが「どっちを選んでもベネズエラ化」キャンペーンを展開する動画を報じるオ・グローボサイト記事  「Voto util」(戦略投票)が大統領選を左右するかも――「戦略投票」とは、自分が入れたい候補に投票するのではなく、世論調査などから予測される数字を考慮して、「まだマシ」な結果になるように投票先を替えることだ。  6日に暴 ...

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争点不毛なままの情けないブラジル大統領選

8月のボウソナロ氏(Fernando Frazão/Agência Brasil)

8月のボウソナロ氏(Fernando Frazão/Agência Brasil)  現在、大統領選真っ盛りのこの時期。連日、報道も盛り上がっている。だが、ブラジルに住む外国人(日本人)として「こんな選挙でこの国は本当に大丈夫なのか?」と正直なところコラム子は大いに不安だ▼それは、投票日まで3週間を切った現在の状態で、いまだにこ ...

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未だに変わらぬ男女の格差

 国連開発計画(Pnud)がブラジルの人間開発指数(HDI)は3年間ほぼ不変で、79位維持と発表した14日、ブラジル人女性は男性より就学年数も寿命も長いが、給与は男性より42・7%少ないとのデータも発表された。格差も加えたブラジルのHDIは96位との話が、腑に落ちる資料の一つだ▼国民総生産に基づくブラジル人男性の給与は年1万75 ...

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《人類が滅んだ昼にロボットも空を眺めて伸びをするかな》

第70回全伯短歌大会の様子

 《人類が滅んだ昼にロボットも空を眺めて伸びをするかな》(天野まゆみ)―第70回全伯短歌大会の折、「コロニア短歌らしかぬ空想科学小説(SF)的な作品だ」と首をひねっていたら、選者の上妻博彦さんが鑑賞批評の中で「なんと現代的な短歌かと思っていたら、孫の作品でした。私が短歌を薦めたら、こんなのを作ってきた。ブラジル生まれで日本育ち。 ...

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