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2019年1月22日の記事一覧

ロンドリーナ邦人厚生会慰霊法要=30人の日系人の遺骨を弔う

中川渡さん、田中夫人、西森鉄雄さん、木村厚生会会長、中川芳則さん、リーノ神父、杉本夫人、田中さん、中川芳則さんの姪、杉本家長女(右から)

 終戦後、北パラナのロンドリーナ市は「コーヒーの都」として驚異的な発展を遂げた。しかし地方からの流浪人、生活困窮者も増え、その救済を目的として伊東達馬、岡崎仙次氏等の有力者が「ロンドリーナ邦人厚生会」を1955年に発足させた。  さらに64年にはロンドリーナ中央墓地(サンペドロ墓地)に納骨堂を建立し、現在では市役所に登録されてい ...

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羅府新報=アメリカ本土日本移民入植150周年=夢と希望胸にカリフォルニアへ=(3)

おけいを題材にした小説「Keiko’s Kimono」の著者でもあるARCのハーブ・タニモトさん(写真=吉田純子)

わずか2年で崩壊 茶と桑の木は枯れ全滅    しかし順風満帆な日々はそう長くは続かなかった。その後、若松コロニーをめぐる状況は一変する。  当時カリフォルニアはゴールドラッシュ全盛期。若松コロニーがあった場所の近郊では次々と金が発見され、採掘が行われていた。金の採掘には水が不可欠。その金の採掘現場から流れ出た汚染物質により、若松 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(36)

 断片的にせよ、故郷の新しい情報にはちがいない。以前からの入植者のなかに、保久原と村は違うが同じ地域の具志頭村(沖縄の方言でグシチャン)からきた新垣という男がいた。二人には共通の話題があり意気投合した。彼は樽にピンガという酒をすすめながら、「沖縄の泡盛に似ています。サトウキビからできる酒です」と説明した。  この出会いを喜んだの ...

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《ブラジル》ボルソナロ新政権への期待

銃規制緩和の大統領令にBicボールペンで署名し、「これが私の武器」とポーズをとるボウソナロ大統領

銃規制緩和の大統領令にBicボールペンで署名し、「これが私の武器」とポーズをとるボルソナロ大統領  ボルソナロ新大統領が思春期を送ったサンパウロ州南部エルドラド市を、昨年10月に初めて訪れた。レジストロからリベイラ川を上流にさかのぼった地点にあり、大昔には金採掘で潤ったところだ。「黄金郷」を意味する名前にその歴史の残滓が残ってい ...

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