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《ブラジル》カーニバル=空港に着いた観光客を魅了=リオは展示、サンパウロはサンバで

トム・ジョビン空港での特別展示(Divulgação RioGaleão)

 ブラジルでカーニバル色が一段と強まる中、リオ市のトム・ジョビン空港やサンパウロ市のコンゴーニャス空港は、空港に到着したばかりの観光客にもカーニバルの雰囲気を味わってもらうための工夫を凝らしていると17、19日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
 トム・ジョビン空港では17日から3月2日までの日程で、同空港を利用する乗客が最初に目にとめる国際便到着ホールを使い、昨年のスペシャルグループのパレードに参加したエスコーラ・デ・サンバが使用した衣装20点と小道具類の展示を行っている。
 リオ市では、1月12日から、カーニバルに向けた集客キャンペーンを行っており、21~27日のカーニバル期間中の同空港利用客は、約26万人(国内からの観光客16万人、外国人観光客9万9千人)と予想されている。最も動きが大きくなると見られる21日は4万2900人、26日も4万2800人が利用する見込みだ。
 他方、サンパウロ市のコンゴーニャス空港では19日正午~午後3時に、カーニバルの到来を告げる「グリット・デ・カルナヴァル」と称するプログラムを展開した。同プログラムは空港インフラ業務公社(インフラエロ)がマウリシオ・コウチーニョ氏の協力を得て企画したもので、エン・シーマ・ダ・オーラと呼ばれるエスコーラ・デ・サンバが、通常より一回り小規模ながら、バテリアなども揃えたミニパレードを行った。
 また、ビリニャ・ド・デンデ、ジョアンジーニョ・カルナヴァレスコ、ルイジ・フェラリ、エウ・ソウ・ド・アシェと呼ばれるブロッコのヴァレスケ・ブラウン、エスコーラ・デ・サンバVai―Vaiのヴェーリャ・グアルダ・ムジカル所属のクラウジア、ベルナデッテ・ド・ペルッシェ、サラ・ブランダンといった歌手によるショーも行われた。
 ヴェーリャ・グアルダは各エスコーラ・デ・サンバの礎石ともいえる存在だ。構成員達は新世代のメンバーに歴史を伝えたりする役目を負っており、カーニバルの伝統や文化を保つために重要な役割を果たしている。

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