2021年9月24日の記事一覧

特集=新型コロナとの共存見すえて=援協傘下病院の感染対策を聞く=対応能力超えた第2波の衝撃=顕著な患者の若年化傾向

 【日本政府支援事業「サンパウロ日伯援護協会」コロナ感染防止キャンペーン】新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、決定的な治療法がなく、コロナ禍の収束はいまだ先行きが見えない状況が続いている。特に医療現場では現在もコロナ患者の対応に日々、追われているのが現状だ。今回は、サンパウロ日伯援護協会傘下にある日伯友好病院の岡本セルジオ ...

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《ブラジル》未承認コロナ治療薬治験に死因改ざん=告発医師に口止め発覚=経営責任者がCPI証言=疑惑噴出で集中砲火

 22日、上院のコロナ禍議会調査委員会(CPI)で、ヒドロキシクロロキンなどの不正治験疑惑で揺れている大手医療保険会社「プレベンチ・セニオル」の最高経営責任者(diretor-executivo)による証言が行われた。この直前や証言中に、プレベンチが隠蔽していた死者の詳細や、同機関が治験に反対した女性職員にかけた圧力の実態などが ...

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《ブラジル》保健省=青少年への接種再開認める=代行中の副大臣が会見開き=基礎疾患がある人優先は不動

 【既報関連】保健省が22日夜、15日に出した基礎疾患のない青少年への新型コロナの予防接種中止勧告を撤回したと同日付現地サイトが報じた。ケイロガ保健相が新型コロナへの感染判明で米国に残り、隔離状態に入ったため、勧告撤回は代行中のロドリゴ・クルス副大臣が行った。  ケイロガ氏は中止勧告を出した理由の一つにサンパウロ大都市圏在住の少 ...

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《ブラジル》DEMがPSLと合併に向け前進=ボルソナロ派は大反対も

ACMネット氏(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)  民主党(DEM)と社会自由党(PSL)との合併交渉が、両党の上層部クラスで進んでいることが明らかになった。実現すれば連邦議会最大勢力にもなりうるが、PSLのボルソナロ大統領派が合併に強く反対している。23日付現地紙などが報じている ...

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《ブラジル》トウモロコシを免税品に=品不足補いインフレ抑制

収量が減り、輸入増が必要となっているトウモロコシ(CAN/Wenderson Araujo/Trilux)  ボルソナロ大統領が23日、年内はトウモロコシの輸入関税をゼロとする暫定令(MP)を作成し、同日付官報に掲載したと23日付伯字サイトが報じた。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あ ...

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《ブラジル》クラフト社がエメル買収へ=国内のケチャップ老舗企業

 世界的食品企業クラフト・ハインツ社が23日、ケチャップやトマトソースなどの大手として知られるブラジル企業エメル社の買収で合意が成立したと発表した。クラフト社の前身のクラフトフーズは、2015年にケチャップの世界的大手ハインツ社と合併し、世界5位の食品メーカーとなっている。23日付現地サイトが報じている。  クラフト社によるエメ ...

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東西南北

 国連総会でスピーチを行った21日の夜、ボルソナロ大統領が米国のトーク番組で痛烈に批判された。大統領をからかったのはABC局の司会者ジミー・キメル氏で、同氏はニューヨークにワクチンを接種しないでやってきた大統領を、漫画「スヌーピー」内のキャラクター、ピッグペンにたとえ、笑いを取った。ピッグペンは、風呂に入らず、いつも垢にまみれて ...

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聖南西=コロナ禍から復活の兆し=対面で役員会、活動活性化=300万基金がほぼ完成

総会で事業報告する山村敏明会長

 聖南西文化体育連盟(UCES=山村敏明会長)は18日午前9時から、ピラール・ド・スール文化体育協会会館で、パンデミック後初の対面での役員会を開催した。25会員文協・団体全員が参加、事業報告など7議題について審議した。18歳以上のワクチン接種が終わり、各会ともコロナ禍からの復活の兆しが見えてきた。250万レアル基金もほぼ完成。最 ...

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アジア系コミュニティの今(5)=「民主主義、自由、主権を擁護」台湾編〈4〉

張崇哲在ブラジリア台北経済文化事務所代表(大使)

 前回に続き、ブラジルの台湾人移民の調査に積極的な張崇哲在ブラジリア台北経済文化事務所代表(大使)に、ブラジルの台湾人移民等に関する話を聞いた。張氏は台湾外務省で外交官として、長年、ヨーロッパ、アフリカ、ブラジルなどのポルトガル語諸国を中心に任務に当たってきた。 ――華僑を含む台湾人は、時代を問わず、中国本土の政治的、社会的、経 ...

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注意喚起=リベルダーデで当たり屋被害=無実の罪で弁護士に5千レ

運転中にぶつかりそうになる高齢者ドライバー(参考写真、まぽさん、写真AC)

 「当たり屋も、進捗報告がない弁護士も、うんざり。ブラジルに住む皆さん、くれぐれも注意してください」――昨年、東洋街で当たり屋の被害にあい、5千レアルの弁護士費用を支払ったサンパウロ市に住む塩野義治さん(東京都・79歳)は、そう神妙な面持ちで注意喚起している。  塩野さんは、昨年2月に自家用車を運転し、リベルダーデ区アメリカ・ダ ...

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