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東西南北

 7日に行われたサッカーのクラブW杯準決勝で、南米代表のパルメイラスは北中米代表のUANLティグレス(メキシコ)に0―1で敗れた。後半7分、ディフェンダー、ルアンがペナルティ・エリア内で相手フォワードのカルロス・ゴンザレスに痛恨のファウル。そこで得たPKを相手エース、ジニャックに決められた。以後、パルメイラスは怒涛の反撃を行うも、1点が遠かった。「サンパウロ州4強」の中で唯一、世界一となった経験がなく、コリンチャンス・ファンを中心に「セム・ムンジアル(世界タイトルなし)」とからかわれ続けていたパルメイラスだったが、返上とはならなかった。だが、近年の強さは安定しているので、次のチャンスに期待したいところだ。
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 サンパウロ市での一般の90歳以上の人を対象としたコロナワクチンの接種が5日に前倒しではじまったことは報じたが、8日からは既報通り、ドライブスルーを使っての接種もはじまった。サッカー・スタジアムなど、市内でも有数の大きな場所を使ったものだけに、接種者が増えることが期待出来る。現状、トップを行くサンパウロ州だが、他州より人口が圧倒的に多いだけに、1日当たりの接種数も圧倒的に増やしたいところ。ドリア知事は州独自にワクチンを購入してでも年内の接種完了を目指す意向だが、どこまでできるか。
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 先週末、週明けは珍しく雨のないサンパウロ市だが、その代わり、朝夕は気温が冷え込んでいる。8日朝は気温が15度台と、この夏、最高の冷え込みとなった地区が多かった。やはり、この夏は冷夏ということか。ここ数日、空気は乾燥しているが、予報によると、次の寒冷前線はもう近づきはじめており、10日から雨模様になるとのことだ。

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