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文芸

わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(67)

 1975年になって私は、初めて県人会本部理事に推挙され、それ以来1988年に至る13年間、理事・会計監査12年、副会長5年、そして県人会長の職責を務めることになったのである。  その間ボランティア活動に徹し、必要に応じて1日3回も県人会本部を往来したこともあり、ほとんど毎日1度は県人会館に出向き、事務局業務督励や動静の報告受け ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(66)

 子供たちの学校休日をフエイラ稼業に就労させて、学業をおろそかにする何とも苦い思いであった。  自分が県人会活動に傾注していると結果的に家族を犠牲にせざるを得なくなる。  これは誰もが知っている当然のことだ。だがそれを知っていて、しかも無報酬で、なんでそんなことをするのか。  自家用車を走らせ昼夜を問わず働き、県人会活動やその資 ...

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広島原爆投下から始まる謎=麻野涼小説『空白の絆』

元パウリスタ紙記者である著者の最新作

 元暴走族総長という異例の「肩書」を持つやり手弁護士、真行寺悟を主人公にした長編書下ろしサスペンス、シリーズ第2弾『空白の絆』(麻野涼、文芸社文庫)が8月に刊行された。個性的な登場人物によるスピード感あふれる展開で、意外な事実が次々に明らかにされ、一気に読ませる小説になっている。  関東最大の暴走族ブラックエンペラーと最後まで抗 ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(65)

県人移民80周年記念親善訪問団の顛末 1988年4月23~24日 南米・北米チャリテイー公演 34名 団長 宜野座嗣剛一行 県人移民80周年記念 「親善訪問団」の来伯    この芸能団は、県人会が招聘したのではなく、団長のあいさつ(祝辞)に「日本移民80周年祭典委員長尾身倍一の招聘」と書いてある。  ところが、尾身氏は ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(64)

 しかも知人の娘に歯科医がいて年頃だからと、結婚ばなしを語り合ってもいた。事実、何人か配偶者相手と相談もあったが、本人はそれを耳にせず聞き流していた。  親同士もよく知っているし自分としてもよい相手だと思っていたが、本人はその話に乗ってくれないのでどうにもならない、そういう思いの中での姉妹との語り合いであった。  その当時、県人 ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(63)

 ほんとに微笑ましいことではありませんか。妻なる私たちの目の届かぬ所で、私たちの主人たちは、あれこれと素晴らしいことをして居るのです。  今までは子供を育てるために“あくせくの毎日”でしたので、主人がそのような用事で出かける度に「今日もまたでかけるの?」とか、と云う言葉がとっさに出たものでした。  後では主人もその言葉が聞きづら ...

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ポ語漫画を掲載開始=『日系文学』56号刊行

ブラジル日系文学56号

 『ブラジル日系文学』第56号(発行者=武本憲二、編集者=中田みちよ)が7月に発行された。  今号から新たに取り入れられたのがポ語漫画。豊島与志雄の『天狗笑い』をポ語訳したものが掲載され、大変好評という。自然豊かな村を舞台に子供たちが人間の格好をした天狗と無邪気に遊ぶ光景を描いた童話だ。  また特別寄稿では、『辞書の効用 ポルト ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(62)

 彼等は、その後もその組織(訪日研修団)を延長させ、時折り集って座談会等を開いていると云う。  この前も「やれ!一周年だ」と県人会会館で集ったらしく、このようにして彼等(子弟)は彼等で、その一つの絆にむすばれて有意義な集いを持ち楽しんでいます。ほんとに喜ばしい限りであります。  今後も続けられると云うこの研修旅行により多くの子弟 ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(61)

 去年在伯沖縄青年協会着伯25周年を迎え、その記念事業の一つとして子弟の訪日研修団(32名)を派遣しました。  それは私たちの祖先の国を子孫に伝え知らせ、そして日本、そして沖縄の優れた文化、教育、産業、経済等を紹介し、更に親族の方々と直に親交を深めさせ、将来彼等が日本(沖縄)とブラジルとのパイプ役ともなれば….との趣 ...

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わが移民人生=おしどり来寿を迎えて=山城 勇=(60)

 Aさんは毎週土曜日には私たちのバンカへ野菜を買いに来るのです。底抜けに明るい彼女の性格は誰もが好感を持つタイプで、私も大へん親しみ易い方だと直感はしていたが、それに加えて彼女の主人もまた青年隊であると云うことで二人の親しさはますます増すし、今でも実姉妹の如き付き合いをしております。  彼女はまた非常に寛大で、それに大変器用で、 ...

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