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 「ファビオ・ハラノは〃抗議行動のシンボル〃として逮捕された。実際に罪を犯して捕まった訳ではない」。真相究明委員会のサンパウロ州小委員会で委員長を務めるアドリアーノ・ジオゴ州議(PT)は、本紙ポ語版ニッパキ紙の取材にそう話した。釈放を求める弁護側の二度目の訴えを、22日に裁判所は認めない判断を下した。6月23日にパウリスタ大通り ...

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ブラジル代表惨敗で上がる株の謎

 4月7日のAETVが《ジウマ支持率低下はサンパウロ市証券取引所(Bovespa)の上昇を呼ぶ》と報じたのを皮切りに、フォーリャ紙今月10日付けも《ブラジル代表のドイツ戦惨敗翌日、NY証券取引所でペトロブラスなどのブラジル関連株上がる》と書き、《ブラジル代表の調子がいい時はジウマ支持率が上がったが、惨敗すれば逆の効果があるとの憶 ...

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 先週末のバストス卵祭りで、鶏卵選別包装システムメーカー「ナベル」(本社=京都市)が唯一の日本企業として商品を売り込んでいた。税抜きで1億数千万円と高額だが、「それでも日本製がいい」と購入する養鶏家があるとか。「世界の養鶏家にうちの製品を」とトップメーカーの鼻息は荒い▼ブラジルの鶏卵生産量は約2千トンで世界7位(総務省統計局デー ...

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 フリージャーナリストの外山脩さんから先日、「1960年代中頃に来てサンパウロ新聞で記者を始めた時、『あと10年で邦字紙は無くなる』とみんなから言われ、10年働いて辞めた。ところが、それから50年経った今も二紙が続いているじゃないか。コロニア七不思議の一つだ」と言われた▼思えばコラム子がパ紙で働き始めた92年にも同じようなことを ...

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 17日に起きたマレーシア航空のボーイング777機撃墜事件は、ウクライナ問題の根の深さを国際社会に改めて印象付けた▼BRICS首脳会議のために来伯したロシアのプーチン大統領は、ジウマ大統領との個別会談を行って孤立していない事を誇示しようとしたが、欧米諸国は同国への新たな制裁を発表。その矢先の航空機撃墜事件は298人もの犠牲者を生 ...

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 旅行先で美味しい店は、タクシーの運転手に聞くのが常道だ。会話自体も面白く、思いがけないことを知ったりもする。最近はネットが便利だが、天邪鬼のコラム子はいまだにそうしている。もう一つの余得は、あまりたいしたことはなくとも、「何故、この店を紹介したのだろう?」と逞しくさせた想像の調味料で味をごまかすこともできる▼リベルダーデもある ...

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実体持ち始めたBRICS

 W杯決勝戦、ドイツ代表が1点を決めた瞬間、メルケル首相は飛び跳ねて喜び、ジウマ大統領は座ったままで驚きを表現したが、ロシアのプーチン大統領の顔はピクリとも動かなかった。宿敵ドイツが勝利した瞬間であり、次期W杯主催国として義務的に決勝戦に立ち会っているだけで、頭の中はBRICS会議のことで一杯だったのではないか▼2010年のBR ...

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激増する認知症人口

 最近、本紙の中面で認知症を扱う記事が増えてきた。それだけ今このテーマが、高齢化が進む日本やコロニアで注目を浴びている証拠だろう。来月2日に治療家・伊藤悠生さんが三重県人会で「認知症予防」に関する講演会を行うが(7面詳報)、こちらもかなりの関心を呼びそうだ▼今年の4月、日本では認知症の男性が電車にはねられて死亡する事件が起きた。 ...

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7対1から得た最大の教訓

 W杯準決勝ドイツ戦「7対1」の屈辱的結果を巡って激論が交わされているが、法律家ルイス・フラヴィオ・ゴメス氏の一文に最もハッとさせられた。いわく《グラウンド内でドイツに7対1で負け、天が我々の頭上で砕けたかのように嘆くが、グラウンド外(生活水準、競争能力)ではもっと恥ずべき大敗を喫している》と始まる▼両国とも国内総生産は世界10 ...

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 今回のW杯で唯一嬉しかった事はアルゼンチンが負けた事―。13日夜の番組でのアナウンサーの発言を聞き、何と小さな器かと悲しくなった▼サッカーにおけるブラジルと亜国のライバル意識の強さは知っていたし、亜国優勝を嫌う人達がドイツを応援と発言したのも聞いていた。ブラジル代表チームがドイツに敗れた後、「マラドーナはペレより偉大」と歌う人 ...

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