フランシスコ法王の米国訪問は、27日開催のフィラデルフィアでのミサで終わった。飛行機に乗り込む直前の別れの挨拶では、9・11を記念したグランド・ゼロ訪問が最も感情をゆすぶったと語ったという▼米国の前にキューバを訪れた際のミサの中では、コロンビア政府と同国革命軍に和解を呼びかけたため、双方の間の和平合意が大きく進展した。それに、 ...
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ラーメン戦争、勃発か?!
紙面とは別に本紙では、サイトやフェイスブック、ツイッターなどでもニュースをお伝えしている。ブラジル在住の方であれば、コロニア、翻訳面が気になるだろうし、日本の読者であれば、サッカーや経済に興味が傾く。今までにないアクセスを集めたのが19日付けの「日本では食べられない! すき家がラーメンを開始」の記事。ちょっとガックリしながらも ...
続きを読む »戦争前後の日本移民迫害の歴史見直しを
「ドゥトラ時代の警察はヴァルガスと同じ。だからかたっぱしから日本移民を捕まえて拷問してもおかしくない」。サンパウロ州真相究明委員会のアドリアーノ・ジョーゴ元委員長は「日本移民の歴史的正義に関する映画討論会」の質疑応答でそう述べ、「その時代の日本移民の歴史はもちろんだが、広島・長崎の原爆投下や沖縄戦など日本自体の戦争の歴史をポ語 ...
続きを読む »秋篠宮殿下、ぜひノロエステご訪問を
120周年を記念して秋篠宮殿下ご夫妻が10月末から来伯されるとの報道があった。誰がブラジル内のご訪問先を決めるのか知らないが、ノロエステに足を運ばれることを切に願う▼移民50周年の1958年に皇室として初めて三笠宮殿下ご夫妻が来伯された時、同地リンスを訪ねられた。沿道が移民で埋め尽くされ大歓声が送られたと、昨日のことの様に語る ...
続きを読む »自分の首を真綿で絞める?
ブラジルでの春は23日午前5時20分からだが、サンパウロ市ではここ数日、最高気温が35度前後という暑い日が続いている▼冬はどこへ行ったのかと言いたくなる毎日は、北東伯から中西伯、南東伯まで広がる乾燥した大気の塊が寒冷前線の接近を拒んでいるために生じており、北東伯などでは歴史的な干ばつも起きている▼一方、寒冷前線が押し寄せる南伯 ...
続きを読む »ペルーのナカダさん
ちょうど10年前の2005年に起きた「広島小一女児殺害事件」を覚えている読者の方も多いだろう。いわゆる「あいりちゃん事件」で、広島市内のブラジル人集住地区で起こった。「ヤギ」という日本名を持っていたが非日系ペルー人で、本名を偽って就労ビザを取得し、前年に入国していた。自国で3件以上の未成年者へ婦女暴行事件を起こし、指名手配中。 ...
続きを読む »五輪直前に大不況突入か?
米格付け会社大手「S&P」のブラジル降格を受け、ジウマ大統領は支出削減をようやく決意し、増税とあわせて来年度予算案の黒字化を図ろうと修正案を発表した。ところが早々に連邦議会やPMDB勢から反発を受けている。「連邦政府が提案」→「議会が反発」という〃空転〃の繰り返しだ▼政治評論家ケネディ・アレンカル氏のブログによれば、今回もジウ ...
続きを読む »農業と格闘する移民の姿
1964年入植のサンタカタリーナ州ラーモス移住地は43家族(約130人)と小粒ながら、味わい深い歴史を持つ。例えば「リンゴといえばサンジョアキン(以下サンジョ)」と誰もが思うが、実はその原木はラーモスにある▼今月刊行された同地50周年誌『絆』によれば、68年に長野県から持ってこられ、小川和己農園に植樹された「ふじ種」の原木が現 ...
続きを読む »ソフィアちゃん、天国に凱旋
14日朝、新聞に出ていない事件や詳細な情報を確認するために伯字紙サイトを開いたら、1歳8カ月のソフィアちゃん死亡の記事が目に飛び込んだ▼消化器系の器官がほとんど機能しない難病で、胃から大腸に至るまでの五つの器官を移植されたが、肺の炎症のために入院先の米国の病院で亡くなったのだ。手術の資金を必要としている事などを弊紙のサイト記事 ...
続きを読む »樹海
コロニアの食に関する疑問のうち、「なぜ魚の干物がないのか」の答えが見いだせていない。灼熱の下の重労働なのに、バカリャウ(鱈)の塩漬けで茶漬けばかり啜って栄養失調になったとか、刺身ほしさに豚の脂身を薄く切って食べたとかの話を聞いたことがある。なんとも日本人の魚に対する強い思いを感じたものだ▼一説には、水産業者に干物を食べる習慣の ...
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