樹海

  • 10月の言葉から

     急に暑くなってきたなと思ったら、明日から夏時間。時の早さに驚く。心に残った10月の言葉から―。「もっと活発な貿易活動を」。外務省指導者研修で訪日した若手女性社長。日本での見聞がお互いのニーズに気付い

  • 2014年の政府支出。左側の黄色い部分45・11%「juros e amortizações da dívida pública」を直訳すると「債務の利息および償却費」だが、要するに「国債の利息」を意味すると掲載元サイト(www.auditoriacidada.org.br)にある

    収入の半分近くを国債の利払いに浪費する国が、まずすべきことは何か

     借金の利払いのために収入の半分を使っている一般家庭があれば「借金しすぎ」と判断されるが、実はブラジル政府もそれに近い状態だ。我々が国に払っている高い税金の半分近くが、国債の利払いに浪費される。本来な

  • 三笠宮同妃殿下ご夫妻がご来伯された1958年のパウリスタ新聞の記事

    移民110周年に向けた準備をはじめよう

     秋篠宮殿下のご来伯日程が正式発表となった。28日に着聖なさるので、ちょうど2週間後だ。11月8日まで12日間も滞在される。その間、サンパウロ市、パラナ州4都市、南麻州カンポ・グランデ、パラー州ベレン

  • 浪花節を知るいい機会に

     コロニアで隆盛を誇る芸能はなんといってもカラオケだろう。日本語が話せなくとも、こぶしを聞かせた女の子の堂々とした演歌に驚く。見た目以外はブラジル人だと思っていたら、車で聞く音楽は歌謡曲だったりする。

  • あくまで冷静を装って、記者の質問に答えるクーニャ下院議長(Foto: Gustavo Lima/Câmara dos Deputados)

    ますます遠のく財政緊縮…

     今年7月、英経済専門紙はブラジル情勢を「終わりないホラー映画」と喩えたが、むしろ「道化師芝居」の様相を呈している▼PMDBが主張する官庁削減をジウマが受入れて39省庁から31に減らし、「2018年ま

  • 「半世紀住み居て歌えぬブラジル国歌リオ五輪までに覚えてみたき」

     先の全伯短歌大会の中から独断と偏見で選んだ作品を紹介したい。あれほど辛かった開拓生活が懐かしく思える心境になった様を詠んだ「渡伯時の想い出ぼろぼろこぼれ出て行きて探せど板小屋はなく」(新井知里)▼子

  • 新聞なんて嘘ばかり?

     月曜朝、診察予約があり、7時前から保健所の列に入って待つ間、少しでも情報を仕入れておこうとしてポ語の新聞を開いたら、「嘘ばっかり書いている新聞なんて読む価値がない」と言った婦人がいた▼日曜日にCPT

  • メキシコで神様になる方法

     県連の「ふるさと巡り」でメキシコを訪問した。道中のあれこれは別稿で紹介することとして食でいえば参加者に不評だったようだ。メキシコ料理は、2010年にユネスコの無形文化遺産に認定、日本でも人気だ。「辛

  • 凄まじい「明治の日本人」の一人、岸本昂一

     連載中の岸本昂一ほど凄まじい気魄を持ったコロニア出版人を他に知らない。彼の戦後初の著書『南米の戦野に孤立して』は刊行後に国外追放裁判に晒され大変だったが、刊行前の苦労も一通りではない▼出版費用の持ち

  • なぜブラジルCDSが500bpを突破して上昇中なのか?

     「ブラジルCDS」という金融派生商品の保証料率が28日に540bpまで上がった。国の債務不履行に備える保険のような商品で、数字が高いほど〃危険〃。ウクライナで内戦状態のロシアでも380前後だから相当

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