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オーリャ!

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 14日に行われた衆議院選挙の最終投票率が52・66%と戦後最も低い値となった。投票率が下がると組織票を持つ政党が有利になるといわれている。 静岡8区に出馬した新興政党の『日本維新の会』所属、源馬謙太郎氏は、僅か270票の差に涙を呑んだそうだ。 さて、当地でも今月3日から4日間の投票期間が設けられたが、全伯の在外選挙人登録者約1 ...

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 コロニアには驚くべき高齢者が存在する。例えば100メートルを15秒台で走る清水義之さん(86)だ。南米マスターズ陸上の85歳以上部門で金メダルを獲得した。 ベテラン陸上選手に言わせれば、「70代に入ると衰えがたたり、記録の下降が顕著になる」というが、一般人なら齢四十を過ぎれば老化が始まるところ。彼らの老いはずっと先らしい。 健 ...

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 6日にサンパウロ市文協ビルで開催された、句会「蜂鳥」の元主宰故富重かずまさんを偲ぶ「第9回かずま忌俳句大会」を取材した。記者席に座っていると「せっかくだから詠んでみたら」と俳句用紙を渡され、戸惑いながらも初挑戦することに。 兼題は「天道虫」「木下闇」「アラマンダ」「年末一切」。「天道虫」に狙いを絞って熟考していると、草むらから ...

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 中央開発(CKC)が4年連続で落札し、日本農水省委託の日系農家交流事業を展開している。連携強化を目的とするはずなのに、日本側の本気度が感じられない。 というのも、毎年約1割の予算削減を強いられているからだ。例えば初年度が5千万円なら、今年は3675万円となる。当然「事業縮小は避けられない」とCKC関係者も嘆いている。 先日の「 ...

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 訪日中のジェームス・トレドさんが、あの『羽生善治名人』と将棋対局を行った(3日付け詳報)。結果はもちろん、羽生名人の勝ち。 ジェームスさんは元々プロチェスプレイヤーだったので、将棋の上達は早かったが、日本人以外が一定以上の将棋の腕前になろうとすると、必ず言葉の壁にぶつかる。 将棋が現在の形式となったのは、およそ700年前。歴代 ...

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 先月、岩手県人会(千田曠曉会長)の招待で出かけたサンパウロ州カナネイアへの親睦旅行には、10代の学生から80代まで多様な約50人が参加した。高齢者中心と思いきや役員の息子と友人、JICAシニア、駐在員出身で住み着いた夫婦など様々だった。 前回はイビウナ、前々回にはパラナ州ロンドリーナへ出かけたのだが、太鼓グループを引き連れ、現 ...

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 日本の劇作家・木村快氏が昨年出版した『共生の大地 アリアンサ』のポ語版『Alianca』が先日、本紙から刊行された。 1924年にサンパウロ州の北西地方に創立されたアリアンサ移住地の初期の隠された歴史や開設に情熱を燃やす人々の姿が生き生きと描かれている。 実際に読んだ二世の人に感想を聞くと、作中で紹介された、同事業の中心人物で ...

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 日系旅行会社の指摘によって、JBAC社(査証センターを運営)の旅行業務開始が明らかになった。一つ気になったのは、同社の小幡敬之代表の「販売量はほとんどない」という一言だ。 そう言えばある旅行社は「約束が違う」「不公平」と反発していたが、他社は「特に影響はない」と鈍い反応だった。中には、JBACの旅行業務開始を知らない関係者すら ...

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 「国際将棋フォーラム」にブラジル代表として参加するジェームス・M・トレドさん(54)は、今月22日から東京で行われる日本チェス協会主催の「第38回ジャパンオープン」にも参加する。 同大会には、日本チェス界で最強の男・羽生善治名人も参加する。将棋だけでなく、実はチェスも最強なのだとか。 対するジェームスさんは元々サンパウロ州チェ ...

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 先日、ある日本人牧師と出会った。牧師は当地での式典に参加する目的のほかに、東京の教会で保護している知的障害を持つ日系男性の生活場所を見つけるために来伯したという。 その男性はパラナ州出身の二世で、現在39歳。知的障害者でありながら04年にデカセギとして浜松に渡り、2年後に解雇。1月ほど国内をさまよい、なんと新宿の歌舞伎町で警察 ...

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