8月6日(水) サンパウロ州内の河川と貯水池の二七%は、市民に供給される水として不適当または最悪と判断された。サンパウロ州環境衛生技術公社が〇二年の調査結果と〇三年六月の調査結果をまとめ、発表した。生活用水、生命保持のための水の質について調査されたのはこれが初めて。サンパウロ州内を流れる河川の四六%は不合格だった。 ...
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コラム 樹海
五十八年前のきょう六日は、広島に原子爆弾が投下された〃悪夢の日〃だ。三日後の九日は、長崎にも投下される。残忍非道にも三十余万の尊い生命を奪った。犠牲者は非戦闘員の老若男女、何の罪もない子供らにも及ぶ無差別殺傷である▼人類史上初の被爆国となった日本。人類史上最初の核兵器を使用した米国。被害国と加害国――戦争の名のもとにつくられた ...
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芸術・文化のある所には社交がある。 近く離任する赤阪清隆サンパウロ総領事が赴任後初めて公式の場に顔をみせたのは、原田泰治さんの絵画展だった。 赤阪総領事の後任に決まった石田仁宏氏の〃デビュー〃は来伯時期と重なる都合もあり、基金、SESCなどが助成する舞踏フェスチヴァルのセレモニーの席が有力だ。 華やかな文化行事の場は船出 ...
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8月5日(火) 同性愛者三千人が三日、サンパウロ市のショッピングセンター『フレイ・カネッカ』のレストラン街に集まり、同性愛の人たち同士のキスと抱擁に対する偏見に抗議する示威運動を展開した。『キス』『甘いキス』などの音楽が流れる中、同性同士がキスして、観衆に訴えていた。同市場は日曜日に二万五千人でにぎわうところ、同日は三万五千人 ...
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陸奥や出羽の国にも夏祭りがやってきた。津軽の弘前では「ねぷた」が始まり羽後の国は伝統の「竿灯」が夜空を勇壮に彩る。これらを引き継ぎ伊達藩は杜の都・仙台の街々を飾る「七夕」が続く。これを東北の三大祭りと呼ぶ。いずれも「眠流し」という七夕の灯籠流しだが、東北では昔ながらの祭りを今に受け継いで賑やかに酔い騒ぐのが仕来りらしい▼「ねぷ ...
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ワンマン宰相・吉田茂は、新聞社のカメラマンに水をぶっかけたりのご乱行もながら「公私を別にする」ことでも有名な政治家だった。今年、百歳を超し大磯でひっそりと泉下へと旅立った「おりん」さんと紋付き白足袋が似合う宰相の仲は知らぬ人がいないほど有名で新聞などもごく普通の記事にして報じる。当時はそんなことが許される時代だったのである▼だ ...
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コラム 「帰りのバスはどこから出るのですか」 先日行われた「日本祭り」の会場で年配の来場者から何度もこんな質問を受けた。 交通の便が悪い州議会駐車場が会場だけに、主催する県連は、リベルダーデ広場と会場を結ぶバスを運行。来場者の便宜を図ったはずだった。 記者自身、取材を終えて帰りのバスを求め歩いたが、発着点は分からずじま ...
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さきのパラナ州の移民祭の際、パラナ開拓神社建立の定礎式がローランジアで行われた。日本移民百年祭前に完成させようという計画のようだ。パラナ日伯文化連合会が決議した事業である。同州の日系社会は、まだ一世に発言力があり、リーダーシップが失われていないことがわかる▼開拓神社は、日本の各地にある氏神の社を範にしている。地域社会の開拓当時 ...
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〇〇年の就任からすでに四回の来伯を数える広島日伯協会の筒井數三会長。広島で東奔西走、県人会建設のため惜しみない支援を行った。 今年六月に出演したNHKのラジオ番組で、今回の県人会建設の話に触れたところ、後日、広島県出身の祖父を持つ、北海道在住の女性からの手紙が会長のもとに。 小学校や女学校時代の友達がブラジルにいるというこ ...
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8月1日(金) ◎ サンパウロ州ベベドウロ市刑務所で三十日、漏電が原因と思われる火災が起こり、受刑者二人が死亡、八人が体の五〇%を焼けどした。警察は、受刑者同士のけんか中に発火した可能性もあると捜査を進めている。警察によると、火災は午前中に発生。出火した監房は、ほかの囚人に脅迫されている受刑者たちが収容されていた。 ...
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