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6月25日(土)  非公開の下院監査委員会に二十二日召喚されたジルセウ元官房長官は、PTの広報を委託されたマルコ・ヴァレーリオ氏は知人で、SMPBやDNA広報社の存在は知っていたが、裏金供与での暗躍は知らないと供述した。ジェフェルソンPTB党首の告発については、PTBへの四百万レアルの提供を否定、個人的会合の事実もほとんどを否定 ...

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6月24日(金)  ブラジル軍のハイチ派兵期間が国連の要請で二〇〇六年二月十五日まで延期され、人員も六千七百人から七千五百人への増員を要請された。その直後、首都ポートプリンスでブラジル軍のネウソン・D・レオニ少尉が二十二日、兵営へ帰還中、車上で被弾した。生命に別状なし。同少尉はサンタカタリナ州ヴィデイラ市出身、リオ師団所属。   ...

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6月23日(木)  ローセフ新官房長官の就任式に臨んでルーラ大統領は二十一日、汚職を抑えるだけの人徳と倫理を備えた人物が、ブラジルにはいないのかと慨嘆した。汚職告発が最近かまびすしいが、立件できない憶測程度のものだと声を上げた。そして今回の騒動は、まだ次期大統領選への候補を表明していないのに、再選阻止へ向けた野党の人心撹乱作戦だ ...

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6月22日(水)  アスンシオンで開催されたメルコスル首脳会議が二十日、閉幕した。今回の会議では加盟国の不満が爆発、メルコスル崩壊の瀬戸際まで行った。メルコスルは、穴だらけのチーズとまで命名された。パラグアイとウルグアイは加盟にメリットがないといい、アルゼンチンはポンコツ寸前。ブラジルが市場を育てるため投資をする結論に至ったよう ...

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6月21日(火)  ジルセウ前官房長官は下院内部監査委員会で今週、裏金供与に関する非公開証人喚問を受けることになった。その他、郵便局汚職CPIや下院監察委員会の喚問も同時進行している。政府は、前長官を「問題の核」扱いするのを避けるため証人数を制限した。野党は雑魚を相手にせず、親魚をつかみとる作戦という。      ◎  検察庁は ...

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6月18日(土)  郵便局汚職CPI委員長に選任されたアマラル上議(PT)が前政権時代、ペトロブラス石油公社のガス局長在任時に二〇億レアル以上の損害をもたらした責任を問われている。同上議が米系の火力発電所二社と結んだガス供給契約書に不備があったという。現政権からの追及に、同上議は責任者の名前を多数挙げて言い逃れをした。      ...

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6月17日(金)  政府は政治危機であわただしい中、設備投資を奨励する資産暫定令を発令した。同令によれば、企業が設備投資を行うため購入する機械類のIPI(工業製品税)二%が二〇〇六年以降免除される。同措置で当初は輸出企業が潤うが、やがて波及効果は建築や技術革新、デジタルやIT産業、零細企業、農業、派生商品などにも及ぶと予想されて ...

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6月16日(木)  郵便局汚職CPIの委員長と報告者の選出はジェフェルソンPTB党首の証言を待つため、十五日に延期された。与党PTの上院リーダー、アマラル上議は政府の意に反するとPTからの選出を断念。一方、野党議員グループは十四日、裏金CPIを設置するようカリェイロス上院議長に要請。設置には下議二百五十五人、上議四十一人の支持を ...

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6月15日(水)  大統領護衛室長のフェリックス将軍は十三日、郵便局汚職を四月から知っていたと発言した。週刊誌で報道され大統領府が寝耳に水のような騒ぎをする三週間前、情報局(ABIN)から詳細な報告書を受け取っていたという。ABINのメンバーが郵便局職員に成りすまし、汚職の手法を内偵していた。      ◎  「恋人の日」の目玉 ...

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6月14日(火)  広範囲消費者物価指数(IPCA)は五月に〇・四九%と、四月の〇・八七%から大きく低下し、金融市場関係者の予想(〇・五四%)をも下回った。GDPの成長減速もあり、基本金利の上昇歯止めへの期待が高まっている。しかし一―五月の同指数は三・一八%で、政府目標の五・五%の半分を上回っており、今月の通貨政策委員会の判断が ...

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