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笠戸丸 関連記事

移民と共に歩む在聖総領事館=一世紀前の設立経緯追う=初代総領事と平野植民地の絆

1920年6、7月当時の在サンパウロ総領事館の天長節祝賀会の写真。中央の正装姿が公使館の書記官で、日本一の南米通といわれた野田領事。同年9月には藤田敏郎氏が総領事として赴任(『南米日本人写真帳』永田稠、日本力行会、1921年)

 ブラジルの日本国在外公館は、その歴史の最初から移民と共にあった。人文研年表には《1914年8月2日アウグスタ街297番でサンパウロ総領事館が事務を開始する》とあるが、史料を見ると、実はサンパウロにありながら「リオ総領事館」だった。一世紀前の設立経緯、そして最初の邦人自作農集団地の一つ、平野植民地との絆を探ってみた。  ちなみに ...

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次の百年に向かって=在サンパウロ日本国総領事 中前 隆博

中前総領事

 今般、ニッケイ新聞において、在サンパウロ日本国総領事館の開設百周年特集号を出版されるにあたり、心より感謝の意を表します。当館の百年間の歩みは、常に日系社会の皆様とともにありました。 1908年の笠戸丸のサントス港到着から遅れること7年後の1915年(大正4年)7月28日に在「リオデジャネイロ」帝国総領事館が閉鎖され、在「サンパ ...

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本門佛立宗=〃佛立聖地〃に宝塔落慶=終戦70周年、平和の鐘も設置=信者1500人が一堂に

記念撮影する僧侶ら。中央が山内上人、その右隣がコレイア教区長

 サンパウロ州タピライ市の自然保護区に〃佛立聖地〃の建設を目指す本門佛立宗中央寺院日教寺(コレイア教伯教区長)が、26日に聖地初の建築物となる宝塔を建立、日本から第25世講有・山内日開(にちかい)上人(講有=宗門の最高位)を招いて落慶式を執り行った。終戦70周年を記念し、宝塔には広島市のものとほぼ同一の「平和の鐘」が据え付けられ ...

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アルゼンチン移民史の第一人者、大城徹三氏逝く

アルゼンチン移民百年祭の副碑として建てられた結核病死者も含む先没者の慰霊碑(致祥園、宮地かつ子作、嶺井定之揮毫、『日本人発祥の地コルドバ』より)

 面識はないが、深く哀悼の意を表したい人物がいる。《アルゼンチン移民史の第一人者》亜国コルドバ市在住の大城徹三さんだ。『らぷらた報知』によれば、転倒して頭を打ち、5月15日に息を引き取った。享年88。1927年1月30日、沖縄県国頭村生まれ、父吉義の呼び寄せで1949年に飛行機で亜国戦後移民第1号として渡った▼父吉義さんは「らぷ ...

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『群星(むりぶし)』=県人(ウチナー)意識高揚に強い期待=合評会に100人詰めかけ

創刊趣旨を説明する宮城塾長、その左が高安さん、右が上原さん、嶺井さん

 沖縄県人移民研究塾同人誌『群星(むりぶし)』創刊号の合評会が11日午後、同県人会本部会議室が行われ、約100人が参加した。最初に嶺井由規(よしのり)さんが作成したDVDが上映され、盛んに意見が交換された。 宮城あきら塾長は、まず「こんなにたくさん来てくれて嬉しい限り」と喜んだ。一世が70代を超え「我々に残されている時間は限られ ...

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世界を股にかけたイタリア系ウチナーンチュ?

左がイタリア系ウチナーンチュの正雄さん(『群星(むりぶし)』39ページ)

 沖縄県人移民研究塾同人誌『群星(むりぶし)』創刊号を読んでいて、中身の濃さに舌を巻いた。中でも、笠戸丸移民でカンポ・グランデ沖縄県人会の初代会長・知念亀の足跡には驚かされた。イタリア系ウチナーンチュの話だ。『写真で見る沖縄県人移民の歴史』別冊を読んだ知念宏吉さんから消息を伝える連絡が入り、宮城あきら塾長が執筆した▼知念亀は沖縄 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(8)

 一章  カンバラー カフェーは血であり命であった 往年、カフェーはブラジルを支えていた。国内で流通する貨幣の殆どは直接・間接にカフェーと関連して動いていた。それを見事に表現する名言があった。こうである。 「カフェーは、ブラジルの血であり、命ですらある」 広大なカフェザールを経営するファゼンデイロの懐には、黄金が流れ込んだ。カフ ...

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〃移民の父〃の遺徳偲ぶ=上塚周平80回忌法要=120人が墓参、焼香=「葬式の時は道路が渋滞に」

上塚周平記念公園での記念撮影

 「ブラジル移民の父」上塚周平(1876―1935、熊本県)は1935年7月6日、プロミッソン(当時、第一上塚植民地)の地に眠った。今月5日、同市で『上塚周平80回忌法要』が行われ、ノロエステ沿線から彼を慕う多くの人が集まった。また在聖日本国総領事館の中前隆博総領事にとっては今回が初の移住地訪問となり、市民から熱い歓迎を受けた。 ...

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「日本人なくして北パラナの開拓なし」=州入植百周を盛大に祝う=前線基地だったカンバラ

百周年を記念してBR―369沿いに建設された大鳥居

 パラナ日伯文化連合会(折笠リカルド力己知会長)が主催してパラナ州日本人入植百周年記念式典が13日にカンバラ市に約150人の日系団体代表が集まり、続いて翌週20日には慰霊祭がローランジャ市日本移民センターで盛大に挙行された。カンバラは北パラナの玄関口として、また〃足場〃として重要な役割を果たし、上野米蔵と息子アントニオ、松原武雄 ...

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ごあいさつ

呉屋会長

移民の日にあたって=ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美  1908年に日本移民がブラジルに移りきて、今年で107周年を迎えます。今日の日系社会が存在するのは私共の先輩方のご苦労の賜物であります。開拓先亡者の御霊に対して心より哀悼と感謝の意を表する次第であります。 日系社会の先輩方は長いブラジル移民史の厳しい道のりを、唯ひた ...

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