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オーリャ!

カンポ・グランデの沖縄県人

 秋篠宮両殿下ご訪問に際し1日、南麻州カンポ・グランデに滞在した。取材の合間に市内案内役を買ってくれたのが、本紙協力者の名嘉正良さん(80、沖縄)。 記者が「案内して欲しい」とお願いすると、わずか2時間足らずの間に詳細な解説付きで現地日系3団体を全て回ってくれた。 沖縄県人の結束の強さ、文化・歴史を伝承する姿勢は本紙でも伝えてき ...

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ブラジルでネット炎上の標的に

 先日TVの取材を受けた。「変わった日本人コリンチャンスファン」といった切り口で収録し、放送された。TV局がその番組をインターネットに乗せたところ、他チームファンから暴言が山の如く投稿された。知らない人によくここまで酷い事を書けるものかとあきれてしまった。 異国で〃ネット炎上〃の主人公になるとは珍しい。「せっかくだから楽しんでや ...

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オーリャ!

 「文協図書館の利用者が少なくて悩んでいる」。先日会った文協図書委員の江口久枝さんはそう打ち明けた。 決して本の需要が少ないわけではない。8日の文協古本市は400人の人出で賑わった。古本市に出るのは、図書館に寄付された本の中で重複したもの。年2回の古本市を待たずとも、図書館で同じ本が読めるのだ。 図書館には6万冊の蔵書があり、日 ...

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オーリャ!

 コロニア・ピニャール在住の天野鉄人さんによる多額寄付を元に、聖南西文化体育連盟(UCES)が『300万レプロジェクト』を始めた。すでに積み立てた100万レを利子運用で300万レにして、更に基盤を固めようというもの。 天野さんは1970年代に、リベルダーデ広場付近で県連センター構想を進めようと〃話題〃を呼び、以来、あちこちの団体 ...

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リオ警官の誤射事件に際して

 日伯両国の警察の違いで一番驚くのが威圧感ではなかろうか。「北風と太陽」の寓話にあるように、日本の警察は親しみやすいお巡りさんとして市民の安全に目を光らせるが、こちらでは大きな銃を誇示してしかめ面をしている。 先日、リオ市郊外で、油圧ジャッキを抱えバイクに乗っている2人組を見た警官が、銃を振り回していると勘違いし銃撃、2人とも死 ...

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サッカーチームは社会の公器

 コリンチャンス戦を観戦に行くと、隣でチームの応援グッズに身を包んだ少年が精一杯の声援を送っていた。父親も「息子は生まれながらのファン」と胸を張る。競技場を後にすると、彼と年の変わらぬ少年達が「ビール3レアルだよ」と声を張り上げていた。 ブラジルの厳しい格差社会を実感させられる光景だった。 応援の少年は白人で、飲み物売りの少年の ...

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オーリャ!

 秋篠宮ご夫妻の来伯が来週に迫っている。パラナからアマゾンまで広くご訪問されるとあって、各地日系人にとっては待ち遠しくもあり、お迎えに気を揉む時期でもあるだろう。 さてサンパウロ市での目玉行事は文協大講堂(約1200人収容)での歓迎会。半数は招待客や警備に当てるというが、例えば県人会長は招待されていない。 巷で聞いた一部の二世会 ...

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「プリンスが来るよ!」

 「プリンスが来るよ!」。先日、以前取材先で知り合った、ローランジャ市在住の3世の青年からフェイスブック(FB)で連絡が来た。コロニアに熱心な祖父に聞かされのだろう。 秋篠宮ご夫妻訪伯に伴い、サンパウロ市文協の式典では日本語学校の優秀生徒のスピーチが予定されている。次世代が育っていることを見ていただきたいのは総意だろうが、若者を ...

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サンパウロの目抜き通り日曜歩行者天国化

 先日の日曜、サンパウロ市の目抜き通り、パウリスタ大通りが歩行者天国化されたので訪れた。少し気温が低かったが、家族連れなどが繰り出し思い思いの休日を楽しんでいた。 自転車と歩行者がぶつからないように誘導員がいたが、反対車線にはいない。どうしてか聞いてみると「本当だ。でも始まったばかりだしこれからだんだん良くなるから」とウィンクさ ...

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「子供の日」を迎えて

 去る12日は「子供の日」だった。TVにはサンパウロ州内陸部から、一族郎党に頼まれてサンパウロ市3月25日街で、抱えきれないほどの子供へのプレゼントを買い求める人が映し出されていた。 ブラジルはとにかく子供を可愛がる傾向が強い。赤ん坊連れはどこに行っても優遇され、行列もバスの座席も優先だ。「ベビーカーで混んでいる電車に乗るな」と ...

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