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2020年2月27日の記事一覧

サンパウロ市カーニバル=「情熱、奥深さに惹かれる」=日本移民讃えた山車も登場

 21日夜、サンパウロ市カーニバルの一番手で行進した「バロッカ・ゾナ・スル」には、10年以上も毎年出場する葛西叙江さん(埼玉県)と、彼女のサンバ・ストレッチ・筋力トレーニング教室の生徒ら約50人が参加した。  葛西さんは花形ダンサーの一つデスタッキを演じ、「今年も直前の衣装受け渡しで慌てたが、全員で参加でき、山車や演出、楽曲も良 ...

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■ひとマチ点描■何十年も途絶えていた絆が復活

 「この留学で嬉しかったことの一つは、日本の親戚に会えたことよ」。福島県が1月に実施した移住者子弟研修の途中で合流した県費留学生、チョイ・サンペイ・ステファニーさん(25、四世)はそう嬉しそうに笑った。いわき市の東日本国際大学にペルーから長期留学中だ。  親戚の存在を知ったのは以前、日本国籍を持つ祖母が戸籍謄本を取り寄せた時だっ ...

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コロナウイルス=日本からの来伯者も要注意!=発熱や咳あれば擬似症者扱い

 ブラジル保健省は21日付で、入国の際に発熱及び呼吸器系の異常等の症状があり、その発症から14日間以内に中国や日本等の特定の国への渡航歴がある者を、「新型コロナウイルス感染の擬似症者」として扱うと発表した。  中国以外の対象となる国は、日本、シンガポール、韓国、北朝鮮、タイ、ベトナム、カンボジア。さらに24日付で、ドイツ、オース ...

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サンパウロ=カーニバル写真グラフ

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復興する福島を海外に伝える=移住者子弟の受入研修=(6)=廃炉措置のための最新技術

 震災から9年が経った今も、福島第一原子力発電所は閉鎖されたままだ。原発の廃炉措置、そして福島県の環境回復と住民の早期帰還に向けた取組は続いている。  廃炉推進のためには、放射線量率が高い場所で作業を行うことが多いため、遠隔技術の開発は不可欠だ。災害時対応として応用の利く技術でもある。  そこで国立研究開発法人日本原子力研究開発 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(221)

 ほかの業者より苦しいことを察し福知は、ニンニク1箱の原価だけを受け取った。ニンニクの箱は底が六角形の角柱という変わった形で、板一枚はずせば中味がとりだせる。ニンニクは白い皮に包まれているので、そのままでは見かけが悪い。桃色の皮が出てくるまで白い皮をむくと、客の目を引いた。正輝はニンニク玉を四つか五つのひと山にした。ひと山には大 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(220)

 とくに、日本の敗戦を認めた正輝がブラジルに根を下ろそうと決意し、子どもたちの教育のため都会に移ったことに心を打たれた。ネーヴェス氏は子どもたちが真のブラジル人になるためには、どんな援助も惜しまないことを約束したほどだ。  マサユキを、洗濯業よりずっとすぐれた職につけるようにしてくれたのは、ほかでもないこのネーヴェス氏だった。ま ...

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コロナウイルスの影響広がる

 世界保健機関(WHO)が24日、新型コロナウイルスに関し、世界各国は「世界的流行(パンデミック)への準備段階」に入るべきだと述べる一方、現時点ではまだパンデミックと宣言するのは時期尚早だとした。  世界中の多くの地域で人から人への感染が起こるのがパンデミックだが、このところ続く感染や死者の報道はまだ、「大流行(アウトブレイク) ...

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福島県米大陸研修事業=「福島は大丈夫、皆で訪れて!」=帰国報告会を会館で実施=今井会長「次の報告会を設ける」

 福島県庁による「令和元年度中南米・北米移住者子弟受入研修」に参加したブラジル福島県人会青年部の佐藤レヴィさん(32、三世)と村上アガタ・サユリさん(22、五世)の帰国報告会が、2月16日午後にサンパウロ市の同県人会会館で行われ、41人の来場者が熱心に聴き入った。2人は母県の復興状況や文化体験、郷土の歴史等の視察結果を発表。報告 ...

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