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樹海

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《記者コラム》「詰めが甘い」というモロ氏の弱点

 「5日はブラジル政界にとって歴史に残る大スクープになるのでは」。そう期待していた人も少なくなかった。だが、結局、それは起こらなかった。  この日、2日に行われたセルジオ・モロ前法相の「ボルソナロ大統領が連警捜査に干渉した」疑惑についての供述内容が全編公開された。だが、この公開で勢いづいたのはモロ氏の側ではなく、むしろ大統領支持 ...

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マスクをかければ大丈夫?

 ボルソナロ大統領が反隔離を叫び始めて以来、外出自粛に疲れた市民や経済的に困窮した企業家や労働者達による反隔離デモが増えた。  他方、欧米諸国ではコロナ被害がひどいが、アジアでは感染者や死者が少ないと不思議がり、理由を探る人もいる。  社会隔離策は世界中で採用されているが、採用の時期などにより効果の差が大きい。中国武漢市は閉鎖開 ...

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【記者コラム】外国人になった日本人の気持ち、終わりのない長い旅

成田国際空港の「おかえりなさい」見てホッとする心情  海外在住日本人、移住者にとっての日常生活は、終わりのない長い旅のようだ。普通の人はふるさとに戻ることで、旅が終わる。それは祖国のどこかだ。  ブラジルで生活を始めて25年以上経ったが、いまだにどこかを旅している感覚が抜けない。  外国で生活せざるをおえなくなった人、それを選ん ...

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大統領選でモロ対ボルソナロの可能性は?

 4月24日のセルジオ・モロ法相の突然の辞任はブラジル社会全体を揺るがした。このショックで、ボルソナロ大統領は熱狂的支持基盤を築いてきたSNSでの支持者数が万単位の人数で減少。大統領に大きなダメージまで与えている。  さらに言えば、ダッタフォーリャの世論調査で、モロ氏が糾弾した「大統領による連邦警察の捜査への干渉」に関しても、世 ...

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外国人医師さえ国民を救おうとしているのに

 28日夜、伯字紙記者から「新型コロナの死者が5千人を超えたが」と深刻な事態に関するコメントを求められたボルソナロ大統領は、「それで?(E daí?) 現状は嘆かわしいが、私に何をしろというんだ? 私はメシアだが奇跡は行わない」と答え、警備員の笑いを誘った。大統領のミドルネームは「メシアス」だ。  確かにその後、「現状を嘆いてい ...

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樹海拡大版=えっ! コロナの最中に大統領罷免の動き、激動期に突入か

 コロナショックがキッカケで、ブラジルが激動期に入った感じがする。  1992年末、インピーチメント(罷免)直前に辞任したコーロル元大統領(現上院議員)が先週、「この映画は見たことある」とのコメントを発したという25日付ブラジル社会面記事には納得させられた。  大統領制最大の弱点は、大統領と連邦議員が別々に選ばれることだ。大統領 ...

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コロナ禍で孤立深めるボルソナロ

 「いったいどこへ向かおうとしているのだろう」。新型コロナウイルスに対して、世間一般から遠くかけ離れた反応を示して以来、ボルソナロ大統領の行動がやることなすこと裏目に出ている。  政見放送で「経済優先」を訴えて隔離政策の終焉を唱えれば相手にされず、自分の息子率いるネットのヘイト・スピーチの部隊を総動員してマンデッタ保健相やドリア ...

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32歳の医師急逝、若者の死続く

 新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、医療現場の医師や看護師の感染例も増えている。  20日に亡くなった、聖市東部イタケーラの救急診療所(UPA)と大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ(SBC)市ルージ・ラモスのUPAで勤務していたフレデリコ・シウヴァ・リマ医師(32)もその一人だ。  同医師は17日に咳が出始めた後、 ...

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樹海拡大版=ウイルスと戦うのでなく、共生する生き方

 日本の厚生労働省サイトに《新型インフルエンザに関するQ&A》(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html)というページがあったので、のぞいてみた。  《通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか》という問いに対して、 ...

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逆効果な専門家の未来観測「外出自粛は2022年まで」

 このところ米ハーバード大学の医療専門家などが、新型コロナウイルスや外出自粛に関して以下のような観測を出している。「ワクチンの開発には早くて1年半かかる」「2021年秋までコンサートは開けない」「社会的隔離生活は2022年まで続く」。  こうした報道は、コロナの強さを示すために研究者や報道する側は伝えたいという意図があるのかもし ...

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