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樹海

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  アジアからヨーロッパに広がる広大なモンゴル帝国の始祖チンギス・ハーン(成吉思汗)を祭った霊廟の遺跡が見つかったという。あのユーラシアを駆け巡り大帝国を築いた英雄の祖先は蒼き狼と美しい淡紅の雌雛だったと「元朝秘史」は伝えるが成吉思汗についての謎は多い。墓所が不明なのも世界史の不思議とされるが、どうやらやっと解決しそうな手掛かり ...

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  日本の女子マラソンの実力は世界でもトップクラスだ。さきのアテネ五輪の野口みずきに次いで、ベルリン・マラソンでも渋井陽子が好記録で優勝した。五輪予選で敗れた選手(渋井)が、ほかの知名の国際大会で勝つというのは、層の厚さを示すものだ▼「日本の女性はいよいと強くなるな」と驚きの気持ちで眺めていたら、私たちのすぐそばにも、日本の強い ...

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 米大リーグのイチロー外野手が安打を「262本」も打ちシーズン最多安打を記録した。これは一九二〇年にジョージ・シスラー選手の257本を5本も上回る大記録であり、小泉首相までもが「よくぞやった」と感服する。実に八十四年ぶりの新記録にファンは大喜び惜しみ無く拍手を送ってイチローを称えたのがいい▼それにしても、変則打者として一軍と二軍 ...

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 ブラジルは大きい。明日の三日に実施される市長・市議選挙には五千五百六十三もの都市が顔を並べる。小さいなところは一万人から大はサンパウロのように一千数百万人の超大都市と選挙を取り巻く状況は色とりどりだが、どの候補も「勝利は我が手に」と弁舌爽やかに笑顔を振り撒きながら頑張っている。日系ではモジの安部市長も再選を目指しているしパラナ ...

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  日本移民がブラジルに持ち込んだスポーツ文化――相撲が、SESCコンソラソンに会場を得て、今週いっぱい資料展示が行われており、あすは競技「全伯大会」である。SESCは、ブラジルの大衆文化を具現している場。今後の普及効果をいえば、この上ないといえよう▼ブラジルで九十五年、最初日本人、日系人だけの競技だった相撲は、相撲連盟の努力に ...

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 「日の丸」「君が代」は日本の国旗であり国歌なのは誰でもが知っている。但し、戦後になると左翼系が、軍国主義や戦争を想起するので適当ではないと反対し政治的な論争にまで発展し話題になった。共産党らを中心にして主に学校の教員らが騒ぎ始め新しい国旗を制定し、国歌も新鮮で若さ溢れるようなものをの社会運動もあったけれども、「君が代」と「日の ...

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  リオデジャネイロ州のフンシャル移住地があるカショエイラ・デ・マカク市の小学校に、さきごろ日本政府資金によって、体育館としても使用できる多目的ホールが、完成したという。「フンシャル」というので、日本語学校かと思ったが、そうではなかった。公立学校に対しての資金供与だった▼もちろん、リオ総領事館に援助申請をしたのは、同移住地の日系 ...

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 人事というのは難しいものらしい。政権にあること七年と少しの佐藤栄作首相は「人事の名人」と評された政治家だが、政界や官界を始め実によく人を知っていたそうだ。後に総理大臣となる竹下登氏は佐藤首相に仕えたが、そのときに官僚の課長以上の人名や趣味にいたるまで隅から隅まで勉強し有力な政治的な財産にした事で知られる。それもこれも佐藤首相に ...

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 世には「学歴無用論」もあるが、本に親しみ賢人の声に耳を傾ける「勉強」は、黄泉に旅立つまで続ける。簡単なようだが、これが難しい。小学校を卒業しただけで名作を書いた吉川英治は文化勲章を受章し、「鶴八鶴次郎」で第一回直木賞を受けた川口松太郎は文化功労賞に輝いている。確か「コチャバンバ行き」の永井龍男も小学校だけだが、この人も文化勲章 ...

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 タイムトンネルを後方に戻って、古き良き時代の日本に戻ったような話――。北パラナのローランジアに、ほかの移民関連施設と同様建設された「パラナ州開拓神社」が、さきごろ農家に対して「お願い」を出した▼春先に庭の片隅に、あるいはパストのセルカの邪魔にならないよう、パラナ松の種子を二、三粒播いてほしい、というのだ。神社を二十年ごとにパラ ...

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